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非結核性抗酸菌(ひけっかくせいこうさんきん、non-tuberculous mycobacteria; NTM, mycobacteria other than tuberculosis; MOTT))とは、結核菌群と癩菌群を除いた抗酸菌の総称。以前は非定型抗酸菌(atypical mycobacteria)とも呼ばれていた〔。 == 細菌学的特徴 == 現在では分子生物学が発展し、DNAやRNAにより菌の遺伝学的性質や代謝について明確に分類できる。しかし、かつては培地・培養温度による発育の違い、化学物質の代謝の違いなどを用いる事でしか、菌を分類することができなかった。そのため結核菌と癩菌が典型的な抗酸菌であり、その他の抗酸菌は非定型な特殊な抗酸菌とみなされていた。 技術の発展に伴い、分子生物学的に多くの抗酸菌が分類されることとなり、むしろ結核菌群と癩菌群が特殊な菌であり、いわゆる「非定型抗酸菌」が抗酸菌としての一般的な性質をもつことが判明したため、「非結核性抗酸菌」と呼ばれるようになった。 * 小川培地 *: ナイアシンテストを用いて小川培地上で培養すると、抗酸菌の種類により発色が異なる〔http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/acid_fast/atypical.html〕。結核菌はナイアシン産生能が高いことを利用している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「非結核性抗酸菌」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nontuberculous mycobacteria 」があります。 スポンサード リンク
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