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非対称ジメチルヒドラジン : ミニ英和和英辞書
非対称ジメチルヒドラジン[ひたいしょうじめちるひどらじん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひ]
  1. (adj-na,n,pref) faulty- 2. non- 
非対称 : [ひたいしょう]
 asymmetry
: [つい]
 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set 
対称 : [たいしょう]
 【名詞】 1. symmetry 
: [しょう]
  1. (n,vs) call 2. label

非対称ジメチルヒドラジン : ウィキペディア日本語版
非対称ジメチルヒドラジン[ひたいしょうじめちるひどらじん]

非対称ジメチルヒドラジン(Unsymmetrical dimethylhydrazine、UDMH、または1,1-ジメチルヒドラジン)はヒドラジンの誘導体の有機化合物である。示性式は (CH3)2-N-NH2である。異性体には1,2-ジメチルヒドラジン(CH3-NH-NH-CH3)があり、こちらは「対称型ジメチルヒドラジン」と呼ばれる。
アンモニア様の臭気を持つ無色透明の液体で、吸湿性を持ち、水に非常に溶けやすい。空気に触れると黄色に変色する。常温で気化しやすく、引火点が-10度のため引火しやすい。
==用途==
ロケットエンジンの推進剤として用いられ、酸化剤には四酸化二窒素赤煙硝酸液体酸素などが使用される。ヒドラジンに比べ高温でも安定しており、ヒドラジンと置き換えまたは混合が可能である。
常温で保存可能であるので即応性を要求されるミサイル等の用途に用いられ、また、酸化剤と混ぜるだけで燃焼する自己着火性推進剤であるため、高い信頼性を求められる人工衛星スペースシャトル等の姿勢制御に使用される。
ロケットエンジンの始動時にも使用され、この場合は運転が始まったらケロシンなどに切り替える。ただし、モノメチルヒドラジンの方が比推力が高い。
ロケットエンジンの燃料以外の用途として有機金属気相成長法による蒸着における窒素源としても使用される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「非対称ジメチルヒドラジン」の詳細全文を読む




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