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非常食(ひじょうしょく)は、災害や紛争などの非常事態により通常の食糧の供給が困難になった時のための食糧のこと。 本来、日本において「非常食」とは凶作や天災が生じたときに山野などに自生しているもので平時には食用に供しないものを指す語であった〔『料理食材大事典』主婦の友社 p.697 1996年〕(この意味では救荒食とも呼ばれる〔)。しかし、今日では意味が変化し、災害時・遭難時など食物・燃料・飲用水の入手が困難な場合に備えるための食糧を指す〔。 非常事態はいつ起こるか予測が難しいため、特に保存性に優れた物が望ましい。 == 概要 == これらの食品は、平時を通して常に備蓄・管理されており、地震・水害・大規模火災・紛争といった、様々な有事の際に配給され、消費される。このため、ペットボトル詰めの飲料水のほかに、乾パン・缶詰・レトルト食品・インスタント食品などの保存性に優れた食品が用いられる。電力やガス、水道などの社会的な供給インフラの機能が停止することを想定し、常温で保存が利き、屋外でも特別な器具なしに飲食できる物である必要がある。 特に、今日の市販のミネラルウォーター・缶詰・レトルト食品・インスタント食品といった製品類は、日常的に消費される物でも1-2年程度の賞味期限を持つものも多いため、将来的に大規模震災が予想されている地域では、家庭において普遍的に備蓄されている物も多い。その一方で、防災用品として特別に保存性の高い物も市販されており(市販品を窒素ガス充填の缶詰などにして賞味期限を伸ばしたものもある〔備蓄食 知恵比べ…企業向け需要拡大 チキンラーメン缶 賞味期限3年ジュース - 読売新聞 2013年4月4日〕)、これらも個人が日常的に購入・備蓄する事が可能である。 また、地震や水害などの災害発生が予想される地域では、住民保護の観点から国や地方自治体により一定量の保存食が防災倉庫と呼ばれる公共の保管庫に分散して備蓄されている。 しかし、食品であるだけに、経年劣化によって食用に適さない状態になってしまうと本来の役には立たなくなるため、賞味期限切れの物は、順次新しい物と交換される。多くの場合には、賞味期限切れになる前に災害訓練の炊き出し演習で使用したり、啓蒙のためのサンプルとして配布することで無駄なく使い、新しい物に入れ替えることが行なわれる。近年は納入業者が定期的な納品と回収による循環を管理するサービスも存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「非常食」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Emergency rations 」があります。 スポンサード リンク
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