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付喪神絵巻(つくもがみえまき)は、日本に伝わる絵巻物。付喪神記、付喪神、付喪神絵、付喪神絵詞(つくもがみえことば)、付喪神縁起絵巻、非情成仏絵巻(ひじょうじょうぶつ えまき)〔崇福寺本。内題「非情成仏絵」による。〕などの題でも呼ばれている。崇福寺(岐阜県岐阜市)などに所蔵されており、いくつかの伝本が確認されている。多くは上下2巻の構成となっている。 内容は、康保のころ(964年-968年)年末の煤払(すすはらい)の日に捨てられた古い道具たちがつくもがみ(付喪神)となって人間を襲い享楽を尽くすが、護法童子や尊勝陀羅尼(そんしょうだらに)、如法尊勝大法といった密教の法力によって調伏されてしまい、悪行への反省から出家して真言宗をまなび、深山で修行したのちに成仏するという物語作品である。 == 成立 == 室町時代に成立した物語であると考えられており、現存作品のうち最古とみられる崇福寺に所蔵されている絵巻物は、16世紀のものである。 三条西実隆の日記『実隆公記』の文明17年(1485年)9月10日の記事に「於御学問所付喪(裳)神絵上下拝見」とあることから、それ以前(15世紀)にも存在していたと考えられているが、現在確認されている絵巻物と同一内容であるかははっきりしていない。 寛文6年(1666年)に頼業という人物が写しとったという奥書きのある原本の「摸本」も複数確認されている〔サントリー美術館図録 『お伽草子 この国は物語にあふれている』 2012年 198頁〕(国立国会図書館、京都大学附属図書館所蔵本など)。これらは図の構成や描写などが崇福寺のものとは異なっており成立過程は異なるとも見られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「付喪神絵巻」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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