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革命的共産主義者同盟全国委員会(かくめいてききょうさんしゅぎしゃどうめいぜんこくいいんかい、通称:中核派、ちゅうかくは)は、革共同系の日本の新左翼党派の一つ。 また2006年(平成18年)以降の「関西派」(革共同再建協議会)との対立と離脱以降は、中核派中央派、中核派前進派、中核派安田派などとも呼ばれる。公然拠点は前進社。機関紙は「前進」。 内ゲバ等、多くの暴力テロ事件を起こしており、警察庁及び公安調査庁は極左暴力集団・過激派〔『焦点』269号 警察庁〕と認定している。 == 概要 == 「反帝国主義・反スターリン主義」を掲げる。1959年(昭和34年)に「革命的共産主義者同盟」から分裂して結成された「革命的共産主義者同盟全国委員会」(黒田・本多派)から、1962年(昭和37年)に黒田派が離脱して「革マル派」を結成し、残った全国委員会派(本多派)が「中核派」となった。 「反帝国主義・反スターリン主義の旗のもと万国の労働者団結せよ!」をメインスローガンに、日本革命・世界革命の達成と共産主義社会の実現を目指している。暴力革命によるプロレタリア独裁の樹立を掲げ、1960年代、権力に対する街頭武装闘争、大学闘争などで新左翼最大の規模・勢力を持つに至った。1970年代、1980年代は物理的な党派闘争(いわゆる「内ゲバ戦争」)、ゲリラ闘争を行った。冷戦終結後の1990年代以降は内ゲバやゲリラよりも「大衆運動」を重視する路線に転換している。2006年(平成18年)頃から「帝国主義戦争を内乱へ」のスローガンに表現される旧来の路線を否定して、動労千葉を軸とした「労働運動重視路線」にさらに転換した。それへの反発などから2007年(平成19年)頃に関西の組織などいくつかの分裂と離脱を引き起こし、「動労千葉派」を自称するいわゆる「中央派」は現在「労働運動の力で革命やろう」をスローガンにしている。 中核派は革命的共産主義者同盟全国委員会における黒田寛一派とのいわゆる「第三次革共同分裂」によって、1962年(昭和37年)に形成された(黒田派は革マル派を形成)。黒田寛一が提唱した政治理論である反スターリン主義を中核派も引き継ぎ、分裂後1967年(昭和42年)頃までは「我々こそが黒田哲学の真の継承者」と自称していた。「真の共産主義の実現のため資本主義国家の転覆(反帝国主義)」とともに、かつてのソビエト連邦や東欧諸国、中国・北朝鮮・ベトナム・キューバなどの「現存社会主義国家」を「帝国主義と同等の打倒の対象」を目指すとしている。また、日本社会党や公明党などの既成政党は日和見主義であるとし、日本共産党を「スターリン主義」を信奉する敵と主張し「日本共産党は国家権力と同等の打倒対象」と宣言している。 結成から現在まで一貫した中核派の特徴として情勢認識を40年以上にわたって「革命情勢は成熟している」と規定し続け、その情勢認識から急進的な路線を打出している。その路線から、その時々で大学闘争、街頭闘争、三里塚や部落解放などの諸闘争、革マル派への「内ゲバ戦争」、テロ・ゲリラ闘争を行ってきた。とくに1980年代から1990年代初頭にかけて、全党挙げての非公然活動重視、武装闘争中心の運動方針を実践し、死者、負傷者などを多数出すことになった。1990年代以降は、武装闘争路線によって疲弊した党組織の立て直しを図り、その方針を労働運動重視路線へと転換し、同派系と友好的な労組以外の労組および労働運動は、押し並べて「体制内労働運動」と規定して敵対している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「革命的共産主義者同盟全国委員会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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