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鞆の浦鯛しばり網漁法(とものうらたいしばりあみぎょほう)は、広島県福山市鞆の浦での鯛の漁法。鞆の鯛網(とものたいあみ)とも観光鯛網とも。福山市指定無形民俗文化財〔。現在はこの漁法での漁は行われておらず、伝統行事として毎年5月仙酔島田の浦海岸を拠点に観光用に行われている。 この漁法が開発されたのは江戸時代初頭、村上水軍をルーツに持つ網元の村上太郎兵衛義光が考案したと言われている〔。これに鞆の当納屋忠兵衛が協力したとも、一緒に考えたとも言われている。明治時代中期に1網で1万匹とれた記録がある〔。 観光用の鯛網が始まったのは1923年(大正12年)からで、地元では当時の漁法がそのまま伝えられているのはここだけと自負している〔。観覧船で近くで漁を見ることが出来、とれたての魚を船上で直接買える。 == 漁法 == ”沖しばり網”と言われる巻き網漁法の一種である〔〔(詳細は右の動画を参照)。船団を形成し漁を行う。1船団あたり60人くらいの人手を要した〔。 * 親船(網船)2隻 - 動力のない網船〔〔。「真網」と呼ばれる左回りに進路を取る船と、「逆網」と呼ばれる右回りに進路を取る船からなる。 * 錨船2隻 - 親船の引船〔〔。 * 生船 - 獲れた鯛を運ぶ船で、6隻以上で構成された〔〔。 * 指揮船〔〔 * これに加え、勢子を担当する船も存在していた〔。 網は1つ、サイズは長さ1,500m×幅(深さ)100mと大きく、網目は3種で構成され、大外が鯛を追い込む目の粗い「大引網」、中間部が目の細かい「手網」、底が鯛を捕獲する「袋網」となっている〔〔。鯛の魚群を発見すると指揮船の合図で2隻の親船からその周りを円を描くように網を下ろしていき、そこから親船に乗った漁師が「エットー、エットー、ヨーイヤサンジャー」の掛け声に合わせながら網を引っ張り円を狭めていき鯛を追い込んでいく〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鞆の浦鯛しばり網漁法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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