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鞍作 止利(くらつくり の とり、生没年不詳)は、飛鳥時代の渡来系の仏師。名は鳥とも記される。姓は村主〔『日本書紀』に姓に関する記載がないが、祖父の司馬達等の姓が村主であったことから、鳥も同様と考えられる。〕。司馬達等の孫で、鞍部多須奈の子。 == 人物 == 推古天皇13年(605年)推古天皇は皇太子の聖徳太子を始め諸王・諸臣に対して、ともに誓願を立てること、一丈六尺の金銅仏と繍仏を各1体づつ制作を始めることを命じたが、その際に止利は造仏の工(担当者)に任ぜられた〔『日本書紀』推古天皇13年4月1日条〕。翌推古天皇14年(606年)仏像は完成したものの、金銅仏の高さがが元興寺(飛鳥寺)の金堂の戸より高く、戸を破壊しないと堂内に入れられない問題が発生したが、止利の工夫により無事に金堂に安置した〔『日本書紀』推古天皇14年5月5日条〕。この功績により止利は大仁の冠位に叙せられるとともに、近江国坂田に水田20町を与えられたという〔『日本書紀』推古天皇14年4月8日条〕。 仏教の信仰に篤い一族であり、父の多須奈は用明天皇のために坂田寺の建立を発願し、のちに出家して、日本で最初の僧侶である徳斉法師となったと伝えられる〔久野健 編『彫刻』<日本史小百科>、近藤出版社、1985年 pp.46-49〕。蘇我氏と深いつながりがあったと見られ、大化の改新により蘇我氏が失脚するとともに止利様式の作品も見られなくなった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鞍作止利」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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