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韋誕 : ウィキペディア日本語版
韋誕[い たん]
韋 誕(い たん、179年 - 251年)は、中国後漢末期から三国時代にかけての人物。字は仲将司隷京兆郡杜陵県(陝西省西安の南)の出身。父は韋端。兄は韋康
建安年間に上計吏となり、特に郎中に任ぜられた。太和年間に武都太守となったが、書に巧みであったため、侍中として都に留められた。その後、中書監となり光禄大夫となった。75歳で没した。
韋誕は書に優れており、草書をよくしたため「草聖」と呼ばれたが、一方で楷書もよくした。魏王朝の宝器の銘題は、全て韋誕が書いたと伝えられる。また宮殿の扁額もしばしば書いている。『世説新語』には宮殿を造営した際、梯子に登って扁額を書かされた話が紹介されているが、同注に引く『四体書勢』には、現代の高層ビルの窓拭きゴンドラの如く、縄を付けた籠に載せられ、地上約60mの高さまで引き上げられて、扁額を書かされたという信じ難い話が紹介されている。韋誕は恐怖のせいで髪も髭も白くなってしまい、子孫には決して書道を学ばないよう書き残したとされる。
文章にも巧みであり、属辞の技法をよくしたという。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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