翻訳と辞書
Words near each other
・ 音楽のちから
・ 音楽のカテゴリ一覧
・ 音楽のジャンル
・ 音楽のジャンル一覧
・ 音楽の世界
・ 音楽の世界へようこそ
・ 音楽の二重性
・ 音楽の冗談
・ 音楽の友
・ 音楽の友社
音楽の哲学
・ 音楽の国
・ 音楽の子供はみな歌う
・ 音楽の定義
・ 音楽の定義/音楽関係統合案
・ 音楽の広場
・ 音楽の捧げもの
・ 音楽の捧げ物
・ 音楽の旅はるか
・ 音楽の旅はるかII


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

音楽の哲学 : ミニ英和和英辞書
音楽の哲学[おんがくのてつがく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [おと, ね]
  1. (n,n-suf) sound 2. note 
音楽 : [おんがく]
 【名詞】 1. music 2. musical movement 
: [たのし, らく]
  1. (adj-na,n,n-suf) comfort 2. ease 
哲学 : [てつがく]
 【名詞】 1. philosophy 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 

音楽の哲学 : ウィキペディア日本語版
音楽の哲学[おんがくのてつがく]
音楽の哲学(おんがくのてつがく、)とは音楽に関する根本的な事柄について探求する哲学の一分野であり、「美学」や「形而上学」の問題と深いつながりを持つ。以下は音楽の哲学でのいくつかの基本的な問いである。
* 音楽の定義とは何か?(あるものを音楽と呼ぶための必要十分条件は何か?)
* 音楽と心の関係はどうなっているのか?
* 音楽の営みはこの世界についてどういった事柄を明らかにしてきたか?
* 音楽と感情の関係はどうなっているか?
* 音楽はどれほど普遍的か?あるいはどれほど文化相対的なものか?
==哲学的考察==

===音楽の定義===

音楽とは、ありふれた定義としては「(ある規則に沿って人工的に)構築された音(organized sound)」とされる。しかしながらこの定義は大雑把であり、十分な定義とは言えない。例えば人の会話や目覚まし時計のベルなど、人工的に構築された音であるにもかかわらず、音楽とはみなされないものは多い。他方「音楽とは構築された"楽音"(tone)」であると古代の哲学者たちによって提案された定義がある。しかしこの定義では非常に限定的になってしまう。音階を考慮しない形式の音楽、打楽器のみの音楽や無調の音楽などが好例である。このように一般的な音楽(「メロディ」、「和声」、「リズム」を基本とした)の枠組みを超えて考えるならば、音楽の定義には多くの異なった方法がある。またミュジーク・コンクレートではしばしば非音楽的な自然の音を(作品によってはまったくランダムに並べて)録音したものがあり、環境音楽(アンビエント・ミュージック)ではただ単に自然の音や野外の音を録音しただけという作品もある。このような20世紀に起きたアヴァンギャルドな形式を持った音楽の出現は、音楽に対する伝統的な見解への大きな問いかけとなり、音楽の本質をより広く捉ようとする方向へと向かった。これらの形式の音楽を音響芸術(sound art)と呼ぶほうがふさわしいと考えている人々もいる。これらのアヴァンギャルドな形式の発展のなかで特に際立った音楽家としてジョン・ケージが挙げられる。ケージの作品「4'33"」はいかなる音楽の定義 に対しても根本的・挑戦的なケースである。4'33"は演奏者がステージ上に4分33秒間座っているだけでいかなる音も鳴らさない、というものである。ケージは演奏者によってではなく、演奏者を取り巻く空間によって音楽を作り出そうとした。つまるところどんな場所でも何かしら音が鳴っており、演奏が行われていないコンサートホールの中でもまったく静寂であるということはありえない。ケージはどんな音でも音楽とみなせると考え、またそのアイデアは彼の多くの作品の中に反映されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「音楽の哲学」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.