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領[りょう]
領(りょう)は、日本の中世から近世にかけて用いられた行政区分、および地域区分である。 == 概要 ==
===戦国時代以前=== 元来、領主およびその組織名や所領の一定のまとまりを指して「○○領」「○○家領」「××寺領」などの名称が用いられた。戦国時代になると、従来の国郡あるいは郷・荘・保などの既成の支配系統が廃れていき、荘・保は事実上消滅し、郷は領に改められて国・郡に代わって用いられるようになった。 特に関東地方では、複数国の大名領国を形成した甲斐国の武田氏や相模国の後北条氏が軍事組織として「衆」・行政組織として「領」を用いた。領は国人の支配地域や城代の管轄地域に基づいた複数の郷村を含んだ広域共同体を指し、周辺の大名にも影響を与えた。 関東において小田原征伐後に後北条氏及び傘下の国人領主に代わって支配者となった徳川氏は領を再編成して1つの郡に複数の領を設置して代官の支配や検地の実施、各種の公儀役賦課の際の基準となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「領」の詳細全文を読む
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