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頼尊[らいそん] 頼尊(らいそん)は、南北朝時代の富士山の修験者。駿河国富士郡の人物。 == 略歴 == 『駿河国新風土記』の富士山条にはこのようにある。
このことから富士山興法寺を拠点として活動した修験者とされ、富士行を始めた人物としても知られる。村山修験に深く関わる人物である。 富士氏の系譜である「富士大宮司系図」に頼尊の名があり、富士氏の大宮司の富士直時の従弟関係であるとされる。またその名の下記に「富士正別当 村山三坊等ノ祖」とあり、村山三坊の祖とされている人物である。またこのことから、文保年間(1317年-1319年)には存命の人物とされている〔東泉院旧蔵「冨士山縁起」諸本の翻刻と解題 、富士市立博物館〕。村山浅間神社の社伝によると、村山の地に「富士根本宮」と称される浅間社を建立し、大棟梁権現を総鎮守としたという。そして寺号を「興法寺」としたという〔『浅間神社の歴史』、822-823〕。 その他にも諸説が多く、『駿河志料』には東泉院の開祖を継ぐ人物の後を継いだ人物とある。また千葉氏の系図には、平忠頼の子であり平忠常とは兄弟関係にあると見えるという。子に平常遠。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「頼尊」の詳細全文を読む
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