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額田 巌(ぬかた いわお、1911年 - 1993年11月〔『人物物故大年表』〕)は、日本の工学者。包結研究家。学位は工学博士、文学博士。 == 経歴、人物 == 1911年(明治44年)岡山県生まれ。1935年早稲田大学理工学部を卒業し日本電気に入社。配属先で位相幾何学を知り、岡田幸雄と小泉四郎の指導を受ける。回路接続から「結び」に興味を持つようになり、1940年(昭和15年)頃から結びについて本格的に研究を開始。結びが閉回路である点に着想を得て、結びの表示に円表示を用いる。1945年「格子にて消弧可能なる放電管に依る継電方式の確立」で早大工学博士、1962年「日本における結縛の歴史、民俗学的研究」で東京教育大学文学博士。 また、世界各地の結びについて調査。縄文土器の文様、インカのキープ、沖縄の藁算、中国の如意、韓国のノリゲ、台湾のプユマ族の書簡結び、玉梓、火縄時計、伊勢貞丈の『包結図説』、捕縄術などを取りあげる。アメリカのプエブロ族、アパッチ族、ナヴァホ族、ピマ族、パパゴ族、ポモ族などの結びを調査した際、アメリカ・インディアンは条材の特徴が原因で結びよりも籠づくりを発達させたのではないかという仮説を出す。 研究の過程で、柳田國男、長谷部言人、江馬務、西村朝日太郎、渋沢敬三などの助力を受け、結びの発展序列についての理論をまとめる。1961年(昭和36年)に学位論文の件で和歌森太郎に相談した際、柳田がかねてより額田の研究の重要性を和歌森に話していたことを知る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「額田巌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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