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公現祭(こうげんさい、, , )は、西方教会(カトリック教会・聖公会・プロテスタント諸派)において、異邦への救い主(イエス・キリスト)の顕現を記念する祝日。カトリック教会で「主の公現」とも表記される〔カトリック教会祝日表1 〕。聖公会ではこの祝日のことを顕現日(けんげんび)と呼び、対応する期節を顕現節(けんげんせつ)と呼ぶ〔『日本聖公会 祈祷書』2頁、日本聖公会、1991年6月20日 第一版〕。「主顕節」などとも呼ばれる。 元は東方教会の祭りであり、主の洗礼を記念するものであった。4世紀に西方教会に伝わり、現在の公現祭(顕現日などとも)となったが、西方教会では主の洗礼の意味が失われ、幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝が記念の中心となり、異邦人に対する主の顕現として祝われるようになった〔『キリスト教大事典 改訂新版』390頁、教文館、昭和52年 改訂新版第四版〕。 正教会では東方教会における起源のまま、神現祭(しんげんさい、)もしくは主の洗礼祭(せんれいさい)と呼んでヨルダン川でのイエスの洗礼を記念し、三博士の礼拝は降誕祭で祭られている。 本項は西方教会における公現祭について詳述する。 ==歴史的経緯== この祭日のルーツは小アジア(現代のトルコ)などの地域にあると考えられている。もともとはエピファネイア(現れ)という名称によってイエスの誕生から東方の三博士の来訪、イエスの子供時代のすべての出来事、ヨルダン川で洗礼者ヨハネに洗礼を受けるまでの、降誕祭を含めたすべての祝いを含んでいた。(下記にあるように、正教会での奉神礼はこれ等を順に祭っている。)また、ユダヤ教のハヌカをキリスト教がひきついだものであるともいわれる。アルメニア教会では元来この祭で主の降誕を祝っており、この祭のための聖歌が数多く作られている。現在のアルメニアにおいては、ユリウス暦12月25日に主の降誕(アルメニア語では「聖なる誕生の日」)が祝われるが、生誕教会などパレスチナに在るアルメニア教会では、現在でも公現祭が主の降誕の祭として行われる。 公現祭が現存する記録に初めて現われるのは2世紀の神学者アレクサンドリアのクレメンスの著作『ストロマテイス』1巻12章においてである。オリゲネスの著作『ケルスス反論』には公現祭に関する記述はない。西方で祭日として祝われたことを示す最古の記録は4世紀のアミアヌス・マルセリヌスの361年の著作に見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「公現祭」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Epiphany (holiday) 」があります。 スポンサード リンク
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