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『風につれなき』(かぜにつれなき)は、鎌倉時代に成立した擬古物語。作者不詳。『風葉和歌集』にはこの物語に収められた和歌が46首も採られていることから、鎌倉時代屈指の長編物語と考えられるが、現在は冒頭の、しかもストーリーを短縮して編集したとおぼしき1巻のみが現存する。『風につれなき物語』とも呼ばれる。 題名の由来は不明だが、男君たちに対する女主人公の「風につれなき」態度を表したものと考えられている。病気・死・出家の描写や世のはかなさを嘆く歌が多いことから、『源氏物語』特に宇治十帖の影響を色濃く受けている〔市古貞次『中世小説とその周辺』(1981年)より。〕。 == 成立年代 == 『風につれなき』の正確な成立年代は不明である。しかし『無名草子』にはこの物語に触れた記述がないことから、『無名草子』が成立したと推定される建久7年(1196年)から建仁2年(1202年)以後に書かれたと考えられる。またこの物語中の和歌が『風葉和歌集』に収録されていることから、『風葉和歌集』が成立した文永8年(1271年)以前には成立していたと考えられる。いずれにせよ、鎌倉時代前期から中期にかけて成立したと推定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「風につれなき」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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