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風の塔 : ミニ英和和英辞書
風の塔[かぜのとう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふう, かぜ]
  1. (adj-na,n,n-suf) method 2. manner 3. way 
: [とう]
  1. (n,n-suf) tower 2. pagoda 

風の塔 : ウィキペディア日本語版
風の塔[かぜのとう]

風の塔または風神の塔Tower of the Winds)別名アンドロニコスの時計塔ホロロゲイオンHorologion)は、アテネローマ時代のアゴラにあるである。おそらく紀元前50年頃にキュロスのアンドロニコスが建てたものと思われるが、フォラム(広場)の他のものより早く、紀元前2世紀に建てられたことを強く示唆する史料もいくつかある。
== 景観 ==
ペンテリ山産大理石で作られた八角形の塔であり、高さは12m、直径は約8m。塔の一番上には風見鶏のようなトリトン像があって(現在はない)、風が吹くとすぐ下にあるフリーズ(帯状装飾)に描かれた8人のアネモイ(風神)たちのどれかを指して、風の向きを示す仕組みになっていた。8人の風神とは、ボレアス(北)、カイキアス(北東)、エウロス(東)、アペリオテス(南東)、ノトス(南)、リプス(南西)、ゼピュロス(西)、スキロン(北西)である。さらに9つの日時計がある。内部には、アクロポリスから流れ落ちてくる水力で動く水時計(クレプシドラ)があった。
キリスト教時代の初期には、この塔は正教会鐘楼として使われた。それ以後は、一部が地面に埋もれたが、19世紀、アテネ考古学協会によって完全に発掘された。
18世紀に作られたイギリスオックスフォードラドクリフ天文台のデザインは、この風の塔に基づいたものである。ロンドン、ウエスト・ノーウッド墓地にあるギリシア国立図書館の創立者 Panayis Athanase Vagliano のもそうで、他にもセヴァストポリに類似の塔(1849年建造)がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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