|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 風 : [ふう, かぜ] 1. (adj-na,n,n-suf) method 2. manner 3. way ・ 狸 : [たぬき] 【名詞】 1. raccoon dog 2. tanuki (Nyctereutes procyonoides)
風狸(ふうり)は、中国および日本の妖怪。風生獣(ふうせいじゅう)、風母(ふうぼ)、平猴(へいこう)とも呼ばれる〔。中国の『本草綱目』、日本の鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』、根岸鎮衛の『耳嚢』、『和漢三才図会』など江戸時代の各種文献に名が見られる。 == 概要 == 『本草綱目』獸之二では、「〔広東・広西地方〕」とありその大きさはタヌキかカワウソ程度。状態はサルに似ており、目が赤く、尾は短い。色は黒っぽく、豹のような模様がある。毛は鼻から尾に青い毛がある。「」とあり餌はクモなどで、香木の香も食べる〔。「」とあり昼は動き回ることはなく、夜になると、木々の間や岩間を鳥の如く滑空する〔。「」とあり人に網で捕らえられると、恥しがるような素振りをし、憐れみを請うような仕草をする〔。「」とあり風狸は打ち叩くとあっけなく死んでしまうが、口に風を受けただけで生き返る。刀で斬っても刃が通らず、火で焼こうとしても焼けないという説もある。但し骨や頭を砕かれると生き返ることはできず、石菖蒲(サトイモ科の多年草のセキショウのこと)で鼻を塞いでも殺すことができるとされる〔。 その飛距離は、山の一つや二つを飛び越えるほどともいう。 『本草綱目』では、風狸は東南アジア産のヒヨケザルのこととされる〔。 『和漢三才図会』では、日本に風狸はいないとされているが、『耳嚢』では日本にも風狸の話があると記述されている。それによれば、風狸はタヌキの一種とされており、ある種の草を抜き、梢(こずえ)に止まった鳥にかざすと、なぜかその鳥が落ちてくるので、それを餌にしているという。どんな草にそのような効果があるかは不明だが、ある者が風狸からその草を奪い、鳥を捕らえようとして木に登り、鳥に向かって草をかざしたところ、鳥とともにその者も木から落ちてしまったという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「風狸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|