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千光寺(せんこうじ)は、岐阜県高山市にある高野山真言宗の寺院である。山号は袈裟山。飛騨千光寺ともいう。 本尊は千手観世音菩薩。 両面宿儺像など、円空の手になる仏像が63体あり、円空仏の寺としても知られている。 飛騨三十三観音霊場第三十三札所。 == 沿革 == 伝承によれば、仁徳天皇65年(伝377年)、両面宿儺が開山したと伝えられる。両面宿儺とは、『日本書紀』に拠ると、飛騨国に現れ、民衆を苦しめていた異形の人であり、朝廷が差し向けた武将・武振熊命(たけふるくまのみこと)により退治されたとされている。頭の前後に顔が二つ付いており、腕が前後一対の四本、足も前後一対の四本あるといわれている。しかし、飛騨国、美濃国では両面宿儺は伝説的人物であり、洞窟から現れた際、「我は救世観音の使現なり。驚くこと無かれ。」と村人に伝えたという。 養老4年(720年)、泰澄により白山神社が開かれ、嘉祥3年(850年)頃、真如親王(弘法大師十大弟子の一人。俗名高岳親王。平城天皇第3皇子、嵯峨天皇皇太子)が開基する。 天文年間、兵火で焼失し、天文15年(1546年)に桜洞城(現在の下呂市萩原地域に存在した城)城主三木直頼により再建されるが、永禄7年(1564年)に武田信玄の飛騨攻めにより再度焼失する。天正16年(1588年)、高山城城主金森長近により再建される。 貞享2年(1685年)頃、円空が千光寺に滞在し、両面宿儺像などを彫ったという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「千光寺 (高山市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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