|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 飯 : [めし] 【名詞】 1. (sl) meals 2. food ・ 田 : [た] 【名詞】 1. rice field ・ 宗 : [そう, しゅう] 【名詞】 1. sect ・ 孝 : [こう] 【名詞】 1. filial piety
飯田 宗孝(いいだ むねたか、10月22日生)は、日本のバレエダンサー、バレエ指導者である〔『別冊ダンスマガジン バレエって、何?』88頁。〕。1980年にチャイコフスキー記念東京バレエ団に入団し、主力ダンサーの1人となってクラシックからコンテンポラリーに至る幅広いレパートリーを踊った〔飯田宗孝 チャイコフスキー記念東京バレエ団ウェブサイト、2014年1月11日閲覧。〕〔『ザ・カブキ』プログラム、26頁。〕。彼が初演者となった『ザ・カブキ』の「定九郎」は、振付家モーリス・ベジャールがそのキャラクターに触発されて創造したものであった〔〔。バレエ・マスターとして後進の指導にも携わり、2004年から東京バレエ団の芸術監督に就任している〔〔。 == 経歴 == 16歳のときからショービジネスの世界に入り、クラブやホテルで舞台に出演していた〔。クラシックバレエの道に進んだのは、23歳のときであった〔。1980年、チャイコフスキー記念東京バレエ団に入団し、クラシックからコンテンポラリーに至る幅広いレパートリーでさまざまな役柄を踊り演じた〔。 1983年、飯田にとって決定的な転機が訪れた〔。この年の秋、ベジャール振付の『さすらう若者の歌』(グスタフ・マーラー音楽)を溝下司朗とともに踊って好評を得た〔〔〔『三つの愛の物語』プログラム、46頁。〕〔『日本バレエ史』274-275頁。〕〔さすらう若者の歌 チャイコフスキー記念東京バレエ団ウェブサイト、2014年1月11日閲覧。〕。本来飯田は、この作品ではアンダースタディであった〔。リハーサル時にベジャールは直接飯田の踊りを見て、正式なキャストに登用した〔。 1986年に初演されたベジャール振付『ザ・カブキ』(黛敏郎音楽)では、「定九郎」と「師直」を踊り演じた〔〔。とりわけ定九郎については、ベジャールが飯田のキャラクターに触発されて創造したものであった〔〔。その後もベジャールは飯田を重用し、飯田自身も「ベジャールの作品は表現力がないとおもしろくない。自分に合っている」とかつて発言していた〔〔佐々木(2009)、345-347頁。〕。1993年に東京バレエ団が海外公演で上演した『M』では、「シ(死)』役に剃髪して挑み、その存在感と表現力を称賛された〔〔M チャイコフスキー記念東京バレエ団ウェブサイト、2014年1月11日閲覧。〕。1999年に東京バレエ団初演となった『くるみ割り人形』(ベジャール版)では、オリジナルのベジャール版で第1幕終わりの雪のシーンで登場した「アコーディオン弾き」の代わりに、降りつのる雪の中を橇に乗って登場し、さまざまなマジックを披露する「マジック・キューピー」役を演じた〔〔〔佐々木(2001)、179-182頁。〕〔ベジャールの「くるみ割り人形」 NBS日本舞台芸術振興会ウェブサイト、2014年1月11日閲覧。〕。 その他のレパートリーでは、1984年の『プレイ・バッハ』(ヨハン・ゼバスチャン・バッハ/ジャック・ルーシェ音楽、振付)で主役に抜擢され、ベッシー自身から称賛を受けた〔〔プレイ・バッハ チャイコフスキー記念東京バレエ団ウェブサイト、2014年1月11日閲覧。〕。1994年にイリ・キリアン振付で東京バレエ団が世界初演した『パーフェクト・コンセプション』(ヨハン・ゼバスチャン・バッハ、ジョン・ケージ、レスリー・スタック音楽)では、キリアンとのコラボレーションを通じて作品の表現に深みと繊細さを現出させた〔〔パーフェクト・コンセプション チャイコフスキー記念東京バレエ団ウェブサイト、2014年1月11日閲覧。〕。他にも『白鳥の湖』の道化、『眠れる森の美女』の猫、『タムタム』(フェリックス・ブラスカ振付)のソロなどで個性を発揮し、『ラ・シルフィード』(ピエール・ラコット版)の魔女マッジや『ドン・キホーテ』のサンチョ・パンサのようなキャラクテール的な役柄でも活躍した〔〔。 東京バレエ団では、バレエ・マスターとして後進の指導にも携わった〔〔。2004年秋に前任の溝下の仕事を引き継ぎ、東京バレエ団の芸術監督に就任した〔〔。2007年11月のベジャールの死去時には、日本から佐々木忠次(東京バレエ団及び日本舞台芸術振興会創設者)とともにローザンヌへ出向き、最期の別れに立ち会っている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「飯田宗孝」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|