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テングノムギメシ(天狗の麦飯)とは日本の中部地方の火山地帯に産生する微生物の塊である〔「天狗の麦飯」微生物群集構造の深度別比較 日本微生物生態学会講演要旨集 (25), 7, 2009-11-21〕。産生地のひとつ、長野県小諸市のものは天然記念物に指定されているため採取が禁止されているほか、他の産生地も国立公園内にあり採集をする為には国の許可が必要である。 == 特徴 == 形はさまざまであるが、大きさは0.1mmから1cmぐらいの小さな粒状で、弾力があり、乾燥すると味噌の塊のように見える。『食べられる土』〔藤井義晴:未利用植物の有効利用と調理科学への期待 日本調理科学会誌 Vol.41 (2008) No.3 p.204-209〕として紹介される事もあり、古くは長者味噌、謙信味噌や飯砂(いいずな)とも呼ばれた。「桃の木から分泌される樹脂を少し堅くしたもの」を想像するとよい、と菌類学者の小林義雄は記している。長野県の「飯縄山(飯綱山)」の名称はこれに由来する。 明治の半ばより多くの生物学者の目を引き、大野直枝、川村多実二、ハンス・モーリッシュなど、多くの研究者がこれに係わっている。その結果によると、藍藻類、細菌類、古細菌類、糸状菌などがそこから見出されており、その正体は菌類・藻類の複合体といわれている。また、微生物学者の中村浩によると、。 2010年に行われた調査では、10種類程度の真性菌の集合体で〔、''Ktedonobacteria'' 綱 ''Ktedonobacterales'' 目、''γ-proteobacteria'' 綱 ''Ellin307''/WD2124、''α-proteobacteria'' 綱 ''Beijerinckiaceae''/Methylocystaceae,''Acidobacteria'' 門 ''subdiv.'' などが検出された〔宮下 英明:「天狗の麦飯」形成・維持機構の解明 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テングノムギメシ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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