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(n) candy fashioned in human and animal forms =========================== ・ 飴 : [あめ] 【名詞】 1. (gen) (food) (hard) candy 2. toffee ・ 飴細工 : [あめざいく] (n) candy fashioned in human and animal forms ・ 細工 : [さいく] 1. (n,vs) work 2. craftsmanship 3. tactics 4. trick ・ 工 : [たくみ] 1. (n,adj-na) (1) workman 2. artisan 3. mechanic 4. carpenter 5. (2) craft 6. skill 7. (3) means 8. idea
飴細工(あめざいく)とは、製菓技術の1つであり、砂糖を熱し、飴状になったものを用いて造形物を作り出すこと、およびその造形物をいう。その細工の技術と美術的な観点、製作過程に特徴があり、食べることを目的としない、鑑賞するための展示品として製作される場合もある。本項では砂糖細工の範疇に含まれるものも歴史的な出自が同一であるという理由から記述する。 == 歴史 == 西洋菓子の飴細工と日本の伝統的な飴細工は、この分野での交流が資料として認められないものの、発祥の違いこそあれ、製法や技術にあまり大差がなく発展している。 11世紀にはアッバース朝の第35代カリフ、ザーヒルの命令で砂糖細工が作られたとされており〔川北稔「世界の砂糖史 (9):砂糖はなぜ白いのか デコレーションとしての砂糖」農畜産業振興機構、2005年12月 〕菓子を技術的に装飾するという考え方がすでにあった。ただしこれはあくまで焼き固められた砂糖菓子であり、飴状のものを加工したものではない。 日本の飴細工の歴史は、中国から来た職人が京都に住み町で売ったことで技術が伝来したといわれ、延暦15年(796年)の東寺の建立時に飴細工がつくられ、供物としてささげられたという。16世紀、南蛮菓子として成立した有平糖は有平細工と呼ばれる高度な製菓技術を誇った。 享和元年(1801年)には良質の水飴が越後で作られて関西方面で広まった〔「飴細工の歴史」『大道芸人の世界』 〕ともといわれている。江戸では飴職人が細工をした飴を街に出て売り歩き、細工の技術と種類が増えた。 洋菓子の世界ではパティシエがその技術と芸術性を発揮できる分野である一方、和菓子の飴細工は有平細工のような例外を除いて、もっぱら大道芸、伝統工芸の1つと見なされている。伝統工芸としての飴細工は、飴の特性上、製作および保存の過程における扱いが難しいことをはじめ、量産できないことや衛生的な面、さらに実物を目にする機会があまりないうえ、その労力の割にはビジネス面での見返りが少ないことなどから、見た目の派手さとは裏腹に、技術の伝承がされにくい側面があった。これに対して、洋菓子作りが趣味として一般化するにつれてその技法の1つである飴細工が広く認知されることとなり、カルチャースクールの洋菓子作りのカリキュラムで取り上げられるようにもなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「飴細工」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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