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養宜館[やぎやかた]
養宜館(やぎやかた または やぎのやかた)は、兵庫県南あわじ市八木養宜中にあった居館、日本の城(平城)。 == 概要 ==
淡路国守護の居館があったとされている養宜館跡は、現在の八木養宜中に所在している。館は南北に250m、東西に120mの規模で〔兵庫県の歴史(1987)〕四周に土塁と堀を巡らした長方形の構えをしていたと推定される。近畿地方では同規模の居館跡が少ないが、その中でも比較的遺構が残っている重要な遺跡である。この一帯は三原平野の東端にあたり、東、北、南の三方は山地、丘陵に囲まれ、西方向だけが三原平野に向けて開けている。西方には成相川が、北方には養宜川が外堀状に流れ、河岸段丘上に位置している。居館跡は三原平野の標高40m、比高0mの高所に位置し、現在の館跡の内部は水田、墓地、宅地化し、南西部の土塁は明治時代以後に破壊され、第二次世界大戦後残存土塁も分断、開墾され、昭和後半でも土塁の切り崩し、堀の埋め立てなどの破壊が続いた。1971年(昭和46年)4月1日兵庫県指定史跡に指定されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「養宜館」の詳細全文を読む
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