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遷都(せんと)は、都〔字義としての「都」は天子の宮城のある首府をあらわす。周代の行政上の区画では君主の宗廟のある場所を都(ト・ツ)といい、無い場所を邑(イウ)と呼んだ。「都」は寄せ合わせ残らず集める意。曹丕文「頃撰二遺文、一都爲二一集」。〕(みやこ)を他所へうつす(遷す)こと〔広辞苑 第五版。〕、都を替えること〔を意味する漢字文化圏の語。日本語では古くは都遷り〔大辞林 第三版。〕/都移り〔(みやこうつり)とも言った〔。反対に、かつて都であった場所に都を戻す(還す)ことは還都(かんと)と言い〔(''cf.'' #還都の一覧)、日本語では古くは都還り(みやこがえり)とも言った。ただし、日本語に限っては、還都は遷都と同義で用いられる〔こともある。現代では、首都機能の全部もしくは重要な一部を他に遷すことを指して首都機能移転という語も用いられる(後述)。 == 関連語 == 新しい都は新都(しんと)〔〔、過去の都(一代前の都やそれ以前の都)は旧都(きゅうと)と言う〔〔。旧都は「古い都」を意味する古都/故都(こと)と類義ではあるが〔〔、強調点はそれぞれに異なり、前者は「過去」を、後者は「時の積み重ね」を含意する。廃された都(廃される都も同じく)、および、廃墟と化した都は、廃都(はいと)と言う。 都をさだめる(奠める、定める)こと〔〔大辞泉。〕、都を建設すること〔は、初であるか以前がどうであったかとは別義に、奠都(てんと)と言う〔〔。都を定めることは定都(ていと)とも言う(用例:北京定都〔)が、鴨長明が『方丈記』のなかで「嵯峨の御時 都定まりける(解釈:〈平安京に遷都した桓武天皇より2代後の〉嵯峨天皇治世下のこの時〈すなわち、平城還都派最後の抵抗を制圧した薬子の変の事後〉になって都は定まった。''cf.'' #平城還都の詔)」と述べているように、法的に都が決められたり遷されたりした後も都づくりは続けられ、都として政治的に安定を見たときにようやく「都が定まる」という概念でもってこの語が用いられることもある〔。都を建設する、そのこと自体は建都(けんと)と言う〔〔が、「時と人が都を育んでゆく」などといった抽象的な意味を含めて「都を形づくってゆくこと」を指す場合もある(用例:平安建都1200年)〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遷都」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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