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首飾り事件 : ミニ英和和英辞書
首飾り事件[くびかざりじけん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しゅ, くび]
 (n,n-suf) counter for songs and poems
首飾り : [くびかざり]
 【名詞】 1. necklace 
飾り : [かざり]
  1. (n,n-suf) decoration 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

首飾り事件 : ウィキペディア日本語版
首飾り事件[くびかざりじけん]

首飾り事件(くびかざりじけん, )は、1785年革命前夜のフランスで起きた詐欺事件。ヴァロワ家の血を引くと称するジャンヌ・ド・ラ・モット伯爵夫人が、王室御用達の宝石商ベーマーから160万リーブル(金塊1t程度に相当するが、現代日本円の感覚ではおよそ30億円)〔1リーブル(ここでは正貨の意味)は現代の感覚ではおよそ2,000〕の首飾りをロアン枢機卿に買わせ、それを王妃マリー・アントワネットに渡すと偽って騙し取った。典型的なかたり詐欺
== 背景 ==
ラ・モット伯爵夫人は、王妃マリー・アントワネットの親しい友人だと吹聴してルイ・ド・ロアン枢機卿に取り入り、王妃の名を騙り金銭を騙し取っていた。
宮廷司祭長の地位にあったロアン枢機卿は、ストラスブールの名家出身の聖職者でありながら、大変な放蕩ぶりでも知られていたためマリー・アントワネットに嫌われていた。だが枢機卿は諦めることなく、いつか王妃に取り入って宰相に出世する事を望んでいた。
宝石商シャルル・ベーマーとそのパートナーであるポール・バッサンジュは、先王ルイ15世の注文を受け、大小540個のダイヤモンドからなる160万リーブルの首飾りを作製していた。これはルイ15世の愛人デュ・バリー夫人のために注文されたものだったが、ルイ15世の急逝により契約が立ち消えになってしまった。高額な商品を抱えて困ったベーマーはこれをマリー・アントワネットに売りつけようとしたが、マリーは高額であったことと、敵対していたデュ・バリー夫人のために作られたものであることから購入を躊躇した。そこでベーマーは王妃と親しいと称するラ・モット伯爵夫人に仲介を依頼した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「首飾り事件」の詳細全文を読む




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