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香取型練習巡洋艦(かとりがたれんしゅうじゅんようかん)は、旧日本海軍の練習巡洋艦。 == 概要 == == 建造までの経緯 == 日本海軍では旧式化した装甲巡洋艦を練習艦任務に使用していたが、装甲巡洋艦の老朽化や海兵卒業者の増加という事態に対応するために、昭和13年度計画から練習艦任務に特化した巡洋艦を備する計画を立てた〔#三菱、20話26頁〕。当初3隻が計上されたが2隻のみ承認され、後に昭和14年度計画において「香椎」が、昭和15年度第2次追加計画において4番艦「橿原」が追加された結果、昭和16年度計画において計4隻の建造が承認された。これが香取型練習巡洋艦である。4隻はいずれも秩父丸や氷川丸を建造した三菱重工業横浜製作所に発注された〔。また4隻の艦名は頭文字『K』を持つ神社(香取神宮、鹿島神宮、香椎宮、橿原神宮)に由来している〔#三菱、20話27-28頁〕。 要求性能として乗員の他に少尉候補生が375名が居住できる〔。航海に不慣れな候補生のために速力よりも外洋での航海性能を重視して安定した船体形状を採用していた。また、候補生の実習のために艦橋や居住区は大きめに設計され、武装面においても敢えて最新型ではなく艦隊で広く使用されている兵器を多種多様に搭載された〔。機関においても本邦の軍艦には珍しい蒸気タービンとディーゼル機関を組み合わせた推進形式となったが、これは訓練生に様々な機関形式を学ばせるためだったという〔。 また、練習航海時に海外からの目があるため、外観も軽巡洋艦ながら大型の艦橋を建てるなど威容のある設計が採られ、艦内の内装についても外国航海の際に賓客をもてなすために司令官室などを立派な内装にしていた〔。 しかし、そうした設計は建造費が掛かるためにコストダウンは随所に見られ、船体サイズは設計時から約6,000トン弱程度に抑え、船体構造も安価となる商船構造を採用された。その結果、香取型3隻の予算ベースでの合計額は、阿賀野型軽巡洋艦1隻分に当たる2,040万円までに抑えられている〔#世界艦船95頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「香取型練習巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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