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香本(こうほん)とは、かつて存在したと考えられる源氏物語の写本のこと。 == 概要 == 平瀬本や大島河内本といった鎌倉時代に書写されたいくつかの源氏物語の写本の奥書・注記や、異本紫明抄や仙源抄といった鎌倉時代から室町時代にかけて成立したいくつかの注釈書において言及されている写本であり、源親行ら河内方が河内本を作るに当たって校合の対象とした21の写本の一つであると考えられる。仙源抄において「香本 左京権大夫香表紙本也」とされていることから、香本の「香」とは青表紙本(=定家本)や黄表紙本(堀川左大臣俊房本)などと同じく写本の表紙が「香色」(=香ぞめの黄ばんだうす赤い色)であることを意味する命名であると思われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「香本」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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