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香柏 ( リダイレクト:ヒマラヤスギ属 ) : ウィキペディア日本語版
ヒマラヤスギ属[ひまらやすぎぞく]

ヒマラヤスギ属(ヒマラヤスギぞく、学名:)は、マツ目マツ科の1つ。よく似た円錐形の形態をとるモミ属の近縁種である。ヒマラヤ山脈西部や地中海地方に分布し、ヒマラヤでは標高1,500から3,200m、地中海では1,000から2,200mに自生している。
== 特徴 ==

高さは40-50m(時には60m)にもなり、ひび割れた表皮からスパイス香のする濃厚な樹液を出す。新芽は2枚の葉からなり、長い葉が枝を支える役割を果たし、短い葉が葉の大部分を担う。葉は針状の常緑性で8-60mmの長さで枝に対しらせん状についている。色は明るい緑から暗い緑、淡い青緑まで様々で、葉を保護するワックス層の厚さに依存する。松かさは樽型で6-12cmの大きさであり、モミと同様に成熟すると種子を飛散させるために自壊する。種子は10-15mmの長さで20-30mmの羽を持つ。また味の悪い樹脂を含む2、3個の突起があるが、これはリスなどによる捕食を避けるためだと考えられている。松かさの成熟には9月から10月に行われる受粉とその後の種子の成長が必要で、約1年間を要する。ヒマラヤスギ属の樹木はチョウ目の幼虫の餌にもなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒマラヤスギ属」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cedrus 」があります。




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