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香港ドル(ホンコンドル、、)は、中華人民共和国香港特別行政区の法定通貨である。ISO 4217でのコードはHKD。広東語で俗に港紙ともいう。補助通貨単位はセント(Cent・略符号は¢)で、1ドル=100セントである。本土(大陸と呼ばれる)特に広東省の一部(主に深圳市、珠海市など)においてもしばしば通用する。さらにマカオでは、法定通貨であるマカオ・パタカの流通量を超えており香港ドルによる通貨代替が著しい。 日常の表記では、金額の前に$記号を付して「$3(3ドル)」、「$3.50(3ドル50セント)」、「$3:50(3ドル50セント)」などのように表記される。他国の通貨と特に区別する必要があるときは「HK$3:50」のように表記される。銀行や両替商の店頭などを除き、ISOで規定されている「HKD」の表記は通常ではあまり使われない。 現地での漢字表記は、ドルが「圓」、セントは10セントを「毫」と表記する。ただし、ドルは書面語では「元」と記す。また、広東語では「man1 マン」と呼んで漢字で「蚊」または「鈫」と表記するが、これは「文」に由来する。かつて10セント以下の単位で取引が行われていたときは、セントを音訳して「仙」または「先」と表記した。 == 概説 == 1984年に中国とイギリスが香港主権移譲を期した「中英共同声明」に合意し、1997年7月1日に香港がイギリスの統治下から中国に返還された〔張(2012年)72ページ〕。香港は中国の特別行政区となり、資本主義制度のあり方を変えない「一国二制度」と「香港基本法」のもとで地方自治を行っている〔。香港ドルは、香港金融管理局によって運営され、香港は外為管理上では外国と同様の扱いになっている〔。1983年以降、アメリカ合衆国ドル(米ドル)に対するペッグ制(1US$対7.8HK$)を施行している〔張(2012年)74ページ〕。2005年5月18日から目標相場圏制度が導入されたことにより、1US$=7.75〜7.85HK$間での変動を認めた。香港ドルと人民元はまったく異なる通貨制度である。香港ドルは国際的に兌換可能かつ流通可能なハードカレンシーであるのに対し、人民元は中国国内での流通に限られるソフトカレンシーである〔。香港の米ドルペッグ制はカレンシーボード制であり、1香港ドルの発行ごとに相当する米ドルが裏付けられるように、香港上海銀行、スタンダードチャータード銀行、中国銀行 (香港)の3行が香港ドルを発券する際に、相応の額の米ドルを預託する必要がある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「香港ドル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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