|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 蘭 : [らん] (n) orchid ・ 社 : [やしろ] (n) shrine (usually Shinto)
株式会社香蘭社(こうらんしゃ、KORANSHA Co., Ltd.)は、佐賀県西松浦郡有田町に本社・工場を置くセラミックスメーカーである。主な製品は高級陶磁器やがいしなど。有田町の他、岐阜県多治見市にも工場がある。 当地の有田焼(伊万里焼)の技術を活かして磁器製絶縁がいしを日本で初めて製造した深川栄左ヱ門(8代目)らにより、1879年に設立された。九州で最初に設立された企業法人とされる。代々深川家の人間が社長を務め、2013年に15代目が社長に就任している。 なお、深川製磁は、深川栄左ヱ門の次男である深川忠次が1894年(明治27年)に設立した会社である。 戦前は国内の磁器がいしの4大メーカーの一つ(他の3社は大阪陶業、松風窯業、日本ガイシ)とされ、第二次世界大戦中の経済統制化では九州・山口および満州・朝鮮の販売を受け持った。このため終戦に伴い販路の多くを失った。 == 沿革 == *1875年(明治8年) 合本組織香蘭社として創業。横浜支店開設。 *1876年(明治9年) フィラデルフィア万国博覧会で海外に初の出品。 *1878年(明治11年)パリ万国博覧会(第4回)で金賞を受賞。以降、国内外の博覧会での受賞は50回以上。東京支店開設。 *1879年(明治12年)経営に関する対立から合本組織が解散し、深川栄左ヱ門が資本金25,000円で香蘭合名会社を設立。(他の経営陣も会社を設立したが、こちらは1888年に解散した。)長崎支店開設(1899年に閉鎖)。 *1884年(明治17年)この頃より、ロシアや清国に磁器がいしの輸出を本格的に開始。 *1887年(明治20年)ウラジオストックに出張所を開設。 *1894年(明治27年)香蘭社深川栄左ヱ門の次男である深川忠次が深川製磁を設立。 *1913年(大正2年)佐世保出張所開設。 *1916年(大正5年)佐賀出張所開設。 *1921年(大正10年)大阪出張所開設。この頃、がいし焼成が石炭窯に切り替わる。 *1927年(昭和2年)福岡出張所開設。また、ロンドンに代理店設置。 *1934年(昭和9年)小倉出張所開設(1943年に閉鎖)。 *1936年(昭和11年)大連出張所開設。 *1939年(昭和14年)天津出張所開設。 *1940年(昭和15年)上海出張所開設。 *1945年(昭和20年)終戦とともに中国各地の営業拠点を失い、経営を縮小。佐賀(一時的)、大阪、佐世保の出張所も閉鎖。 *1949年(昭和24年)京都出張所開設(1960年に閉鎖)。 *1959年(昭和34年)がいし焼成が重油トンネル窯に切り替わる。 *1961年(昭和36年)磁器がいしの輸出を本格的に再開。 *1970年(昭和45年)香蘭合名会社を株式会社香蘭社に組織変更。 *1989年(平成1年)株式会社香蘭社赤繪町工房を設立。 *2007年(平成19年)関連会社5社(香蘭社商事株式会社、香蘭社陶磁器販売株式会社、香蘭社陶芸株式会社、株式会社香蘭社赤繪町工房、香蘭建物株式会社)を合併。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「香蘭社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|