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馬場楠井手(ばばくすのいで)は、熊本県菊池郡菊陽町馬場楠から熊本県熊本市渡鹿までの約13kmを結ぶ農業用水路。慶長13年(1608年)、加藤清正によって開削され、現在も現役で使用されている。 400年前とはとても思えない技術を駆使した水路であり、平時も渇水時も洪水時でも一定水量を確保居し且つ堆積物で詰らない機構・鼻ぐりや「吐」といった機構を持つ。 == 400年前の流量調整機構 == 阿蘇を水源とする白川水系は火山灰土壌の為に土砂の堆積が酷く、また水量の変動が激しい。そこで常に一定量の水量を確保する為に、また堆積物等へのメンテナンス軽減の為の様々な工夫が成されている。 馬場楠堰の取水地から取り入れられた水は、白川の南側を高低差のある2本の用水路に分けられる。低い方の支流には「吐」と呼ばれるオーバーフロー機構があり、溢れた水は白川に戻され、残った水は再度合流する。この機構により洪水時でも渇水時でも変わらぬ水量を保証する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「馬場楠井手」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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