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骨鰾上目(こっぴょうじょうもく、Ostariophysi)は、魚類の2番目に大きな上目で、構成魚種は骨鰾類と呼ばれる。この多様なグループは、現生魚類の約28%にあたる8,000近い魚種を包含し、淡水魚では68%を占め、南極を除く主要大陸のほぼ全域に分布する。表皮の傷口から他魚に危険を伝える警報物質が放散されることや、ウェーバー器官をもち聴覚に優れることなど、多くの共通した特徴がある。食用や釣りの対象・観賞魚・研究対象等として人々にかかわりの深い魚種を含む。 == 分類 == 骨鰾上目とは警報物質とウェーバー器官を有する魚種のグループで、前骨鰾系 (Anotophysi) と骨鰾系 (Otophysi) の2系統に分けられている。警報物質をもつがウェーバー器官は原始的なグループが前骨鰾系で、ウェーバー器官が発達したグループが骨鰾系である。 従来の骨鰾類は、現在骨鰾系に属する魚種のみで構成された〔。新たにネズミギス目が骨鰾類に加えられ、従来の骨鰾類をネズミギス目と分割するため、1970年に Rosen と Greenwood によって骨鰾系が定義された。下位分類は下記の通り。 *前骨鰾系 Anotophysi *ネズミギス目 Gonorynchiformes *:約37種。ネズミギス科・サバヒー科は海産種である。 *骨鰾系 Otophysi *コイ目 Cypriniformes *:約3,268種が属する魚類で2番目に大きな目。淡水魚類最大の科であるコイ科を含む。 *カラシン目 Characiformes *:少なくとも1,674種が南米・アフリカに分布。観賞魚として知られるテトラは本目に属する。 *ナマズ目 Siluriformes *:約1,727種が世界中に分布。デンキウナギ目とあわせて Siluriphysi として扱われる。 *デンキウナギ目 Gymnotiformes *:少なくとも173種が南米から中米にかけて分布。ナマズ目の下位分類とされる場合がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「骨鰾上目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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