|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 高 : [たか] 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money ・ 高周波 : [こうしゅうは] 【名詞】 1. high frequency 2. HF ・ 周 : [しゅう] 【名詞】 1. circuit 2. lap 3. circumference 4. vicinity 5. Chou (dynasty) ・ 周波 : [しゅうは] 【名詞】 1. cycle 2. wave 3. frequency ・ 波 : [なみ] 【名詞】 1. wave ・ 焼入れ : [やきいれ] 【名詞】 1. hardening 2. tempering ・ 入 : [にゅう] 【名詞】 1. go in ・ 入れ : [いれ] 1. (n-suf) container 2. receptacle
高周波焼入れ(こうしゅうはやきいれ、英語:induction hardening)とは、鋼に、高周波の電磁波による電磁誘導を起こし、表面を過熱させて焼入れを行う熱処理の手法。 鋼表面のみ硬化させて硬さを増し、内部はじん性を保った元の状態を保つことで、柔軟性に富んだ材料にすることが出来る。鋼の種類にもよるが、一般の焼入れに比べ概ね表面はロックウェル硬さ(HRC)で1~2程度上昇する。 ==原理== 金属に銅線を巻きつけてコイル状にし、銅線に交流を流すと、コイル内部に電磁誘導による磁力が発生すると同時に、金属内に渦電流が発生する。この渦電流は表皮効果により金属表面のみに集まるので、金属表面を電流''I''が流れていることになる。電流が発生すると、誘導加熱により、焼入れする金属の持つ電気抵抗 ''R'' によりジュール熱 ''I''2''R'' が発生する。この発生したジュール熱により金属表面をオーステナイト状になるまで加熱し、しばらく保持して、急冷する。急加熱で行われるため、保持温度は通常の全体焼入れよりも約50℃高くなるまで加熱する。 焼入れ後そのままでは靱性が低下するため、焼戻しを行う。一般に約150 - 200℃の低温焼戻しが行われる。この"高周波焼入れ→焼戻し"という一連の作業を高周波焼入れ焼戻し(英語:induction hardening and tempering)と、ひとくくりに言うこともある。 高周波焼入れは渦電流が金属表面のみに流れるという特性上、通常は表面処理(表面硬化)に使われる手法であって内部まで熱処理することは少ない。金属中心部付近は渦電流がほとんど発生しないので、中央まで加熱するのであれば金属表面から金属中央にかけて伝熱するための時間がかかるためである。 しかしながら、必ずしも表面硬化のためだけに使われるわけではなく、金属内部まで焼入れするために用いられることもある。JIS B 6905【高エネルギー熱処理】番号3213にも『''通常は表面硬化焼入れを目的とするが、無心焼入れを目的とする場合がある''(無心とは内部まで焼入れすること)』と記載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高周波焼入れ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|