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高城重躬 : ミニ英和和英辞書
高城重躬[たかじょう しげみ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たか]
 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money 
: [しろ]
 【名詞】 1. castle 
: [おも]
  1. (adj-na,n) main 2. principal 3. important

高城重躬 : ウィキペディア日本語版
高城重躬[たかじょう しげみ]
高城 重躬(たかじょう しげみ、1912年 - 1999年8月4日)は、日本のオーディオ評論家音楽評論家
==経歴==
ヴァイオリニストの父・高城重之(横浜翠嵐高校校歌作曲者)と、ピアニストの母・翠の長男として東京に生まれる。実妹に作曲家・音楽教育家の涌井曄子がいる。その三女の涌井純子(純の文字に草冠が付く)は作編曲を施すハープ奏者。
小学校入学前からピアノを弾いており、1929年、福岡県中学修猷館を卒業し、東京高等師範学校理科第1部(数学)に入学。同時に、東京音楽学校(現・東京芸術大学)選科のピアノ科、後に作曲科に通い、ピアノを榊原直田中規矩士、作曲を橋本国彦に学ぶ。
その後、都立三田高校数学教諭、都立南高校校長、都立深沢高校校長などを歴任するが、その傍ら日本のオーディオ界の草分けとしても活躍。幼少期から培われた音楽の素養と、数学に基づくオーディオ理論を駆使し、音楽に対する深い造詣と、独創的なオーディオ・システムの設計・開発を通して、日本のオーディオ界に多大な影響を与えた。現在でもオーディオ・マニアに愛されている、糸ドライブ式ターンテーブル、真空管初のOTLアンプ、そして、後藤精弥の協力によるホーン型スピーカーなどである。なお、後藤は当時YL音響の下請け工場で働いていたが、その後独立し「ゴトウユニット」を設立した。
実際の楽器の演奏や虫の音・雷などの自然音を録音し、それを再生することによって装置の改善を行う「原音比較法」を徹底して行い、楽器から録音、機器の開発及び再生まで一貫して多くの知識を持っている事も、他の評論家には見られない特徴の一つである。特にピアノについては自分でも演奏し、自宅には退職金を全額叩いて購入したといわれる、スタインウェイのフルコンサートグランドを設置していた。
コンクリートで自作した巨大な低音ホーンを自宅に作りつけ、オール・ホーンの4チャンネル4ウェイ、マルチアンプ駆動という、「タカジョウ・システム」と呼ばれたオーディオ・システムを構築した。また、雑誌『レコード芸術』『芸術新潮』『ラジオ技術』『FMfan』などに長年にわたって健筆を揮った。
1983年、勲四等瑞宝章を受章。1991年、第2回日本オーディオ協会賞受賞。
1999年8月4日、東京都目黒区の病院において肝不全のため死去。なお自宅は氏の没後「高城重躬記念館」として公開されていたが、現在では取り壊されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「高城重躬」の詳細全文を読む




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