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高射砲(こうしゃほう)は、敵航空機の攻撃から自軍を護るために作られた火砲。普仏戦争で敵の弾着観測気球を狙い撃つため、プロイセン軍が用いた軽量砲架の小口径砲がその祖形〔イアン・V・フォッグ『大砲撃戦 野戦の主役、列強の火砲』小野佐吉郎訳、サンケイ新聞出版局、1972年〕である。 1912年にドイツが野砲を改造して使用したのが近代的高射砲の始まりである。主に第二次世界大戦において、高々度から侵入する連合軍の戦略爆撃機から軍事施設あるいは人口密集地の都市を守るためにドイツ軍は対空射撃管制装置ウルツブルク・レーダーと高射砲を組み合わせ、有効な防空戦を展開した。 野戦において陣地あるいは装甲車両などの戦術目標を中・低空から攻撃する戦術爆撃機、急降下爆撃機に対しては高射砲ほどの大きな射高を必要とせず、効果的に弾幕の張れる機関砲が利用された。 大日本帝国陸軍では高射砲、大日本帝国海軍では高角砲(こうかくほう)と呼んだ。また、最近は高々度を飛行する敵機を撃墜するには対空ミサイルが使用され、旧来の「高射砲」が出番を失ったためか、比較的低空で地上攻撃する敵機に対する砲を「高射砲」ではなく、「対空砲」と呼ぶことも多い。しかし、「高射砲」「高角砲」「対空砲」はいずれも英語では同じAnti-aircraft gun(対航空機銃砲、略称でAAG)であり、日本語訳におけるニュアンスの差でしかなく、基本的に同義である。 == 概要 == 高々度を高速で飛行する航空機を射撃対象とするために、対地・対艦用の砲と異なっている部分がある。具体的には、仰角の向上、旋回速度の向上などである。航空機が発達し、高速化・高高度飛行が常態になると、装填速度の向上や砲弾速度も求められるようになった。 後には高射砲に加えて、高射装置がセットで運用されることが多くなった。高射装置とは射撃管制装置の一種で、目標航空機の「現在位置」「高さ」「速度」を測定して未来位置を計算して照準を行い、最大の効果が得られる時に砲弾を炸裂させるよう時限信管を調定する機械である。時限信管による射撃は命中率が低かったが、近接信管が開発されると命中率が飛躍的に向上していった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高射砲」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Anti-aircraft warfare 」があります。 スポンサード リンク
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