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高山 龍三(たかやま りゅうぞう、1929年 - )は、日本の文化人類学者、チベット文化学者。東京工業大学助手、東海大学助教授、大阪工業大学教授、京都文教大学文化人類学科教授。専攻は文化人類学・チベット学。 == 来歴・人物== 1929年大阪生まれ。大阪市立大学・同大学院博士課程中退、東京工業大学、東海大学、大阪工業大学教授を経て、京都文教大学文化人類学科教授を退職。1958年以来ネパール、西および南アジア、ボルネオのフィールドワークを実施。 河口慧海の研究でも知られ、講談社学術文庫の慧海の『チベット旅行記』の校閲担当。また、2004年に新たに発見された慧海の日記の研究を行う。黄檗文化研究所編『黄檗文華』第一二〇号から一三四号にわたり「国内の著作にみる河口慧海」(一)〜(八)、および「国内外の著作にみる河口慧海」(一)〜(七)として、河口慧海の日本国内での評価、彼を扱った著作の概観、国内外の河口慧海について言及・引用された著作などが丹念にまとめられ、河口慧海に関する包括的かつ貴重な文献解題・目録となっている。他、複数の慧海研究本を刊行している。2006年に日本国立民族学博物館がネパール写真データベースを公開した(2006-04-12)。データベースに収められた写真に1958年の「西北ネパール学術探検隊」(隊長:川喜田二郎)に参加した高山龍三らが現地で撮影した3,584点と、同隊がネパールで収集した標本資料の295点の合計3,879点がある。チベット文化研究会会長。 ==著書== ===単著=== *『ヒト・文化・文明 野外科学としての人類学入門』1979~ 八千代出版 *『失われたチベット人の世界』1990 日中出版 *『環境・人間・文化』1992~ 八千代出版 *『河口慧海 人と旅と業績』1999 大明堂 *『展望 河口慧海論』2002 法藏館 *『河口慧海への旅 釈迦生誕地に巡礼した人びと』2011 勉誠出版 ===共著・編著・共編著=== *『ヒマラヤ―秘境に生きる人びと』1962 保育社 *『アジアを見直す』1968 日本経済新聞社 *『朝日小事典ヒマラヤ』1977 朝日新聞社 *『文化地理学』1989 古今書院 *『ヒマラヤ名峰事典』1996 平凡社 * 河口慧海『チベット旅行記』の校訂 1978~ 講談社 *『河口慧海著作集』の監修、編集 1998~2001 うしお書店 *『河口慧海日記 ヒマラヤ・チベットの旅』2007 講談社 *『川喜田二郎の仕事と自画像』2010 ミネルヴァ書房 *『融然の探検』2012 清水弘文堂書房 * 河口慧海『河口慧海著述拾遺』上巻 2013 慧文社 編集・解説 * 河口慧海『河口慧海著述拾遺』下巻 2015 慧文社 編集・解説 *人物書誌大系44『河口慧海』2015 日外アソシエーツ(紀伊國屋書店発売)編集 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高山龍三」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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