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高御座(たかみくら)は、天皇位を象徴する〔「牽牛子塚古墳の発掘成果を考える」今尾文昭(奈良県立橿原考古学研究所総括研究員)〕玉座のこと。調度品としては、歴史的に伝統的な皇位継承儀式の中核で、いわゆる即位礼において用いられるものであり、皇位と密接に結びついている〔衆議院議員小森龍邦君提出即位の礼、大嘗祭に関する質問に対する答弁書〕。京都府京都市の京都御所に常設されている。 == 概要 == 平城京では平城宮の大極殿に、平安京では平安宮(大内裏)の大極殿、豊楽殿、のちに内裏の紫宸殿に安置され、即位・朝賀・蕃客引見(外国使節に謁見)など大礼の際に天皇が着座した。内裏の荒廃した鎌倉時代中期よりのちは京都御所紫宸殿へと移された。 平安時代にあっては、天皇着座の際、摂関家の藤原兼家が近侍していたとの記載が史書にみられるものの、即位式の際には摂関は高御座後方の北廂東幔内にて控えるのが例であり、天皇に御笏を献じる一時を除けば高御座に足を踏み入れることはなかった〔末松(2010)〕。しかし、院政成立後の堀河天皇即位の際には摂政の藤原師実が、鳥羽天皇即位の際にはやはり摂政藤原忠実が高御座の中層にまで登っており、以後、摂政職にある者が高御座に登壇するしきたりとなった。遅くとも鎌倉時代の後期には高御座に着座した新帝に摂政が印明を授ける即位灌頂がおこなわれるようになった〔上島(2001)p.260-262〕。 現在の高御座は、大正天皇即位の際に、古式に則って制作された物であるが、玉座は茵(しとね)から椅子に代わり、新たに皇后が着座する御帳台(みちょうだい)が併置された。こんにち京都御所の紫宸殿に常設されており、春・秋の一般公開時に見ることが出来る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高御座」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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