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高根第一ダム(たかねだいいちダム)は岐阜県高山市、一級河川・木曽川水系飛騨川最上流部に建設されたダムである。 中部電力が管理する発電専用ダムで、飛騨川流域に建設されたダムの中では随一の高さ・133メートルのアーチ式コンクリートダム。飛騨川流域一貫開発計画に基づき建設された自流混合式揚水発電所である高根第一発電所の上部調整池であり、直下流に建設された下部調整池である高根第二ダムとの間で最大34万キロワットの水力発電を行う飛騨川流域最大の水力発電所を有する。ダムによって形成された人造湖は高根乗鞍湖(たかねのりくらこ)と命名された。 == 地理 == 飛騨川は木曽川水系の中では木曽三川に包括される長良川や揖斐川に比肩する最大級の支流であり、流路延長約148.0キロメートル、流域面積約2,177平方キロメートル〔『飛騨川 流域の文化と電力』p.375〕を有し流域面積では木曽川水系最大の河川である。乗鞍岳と御嶽山の中間付近にある野麦峠を水源とし、高山市久々野町までは北に、それ以降は概ね南から南西へ流路を取り、中山七里や飛水峡などの険阻な峡谷を形成し美濃加茂市の今渡ダム直上流で木曽川に合流、太平洋に注ぐ。ダムは飛騨川の最上流部に建設され、数ある飛騨川のダムでは最も奥に位置する。 ダムが建設された高山市高根町は、建設当時大野郡高根村と呼ばれていたが、平成の大合併に伴って周辺市町村と合併し新制高山市となった。また、建設当時の飛騨川上流部は益田(ました)川と呼ばれていたが、1964年(昭和39年)に河川法が改訂され水系一貫の河川管理が原則となったことで河川名称が統一され、従来下呂市金山地域より上流で呼称されていた益田川の名は、1965年(昭和40年)に全域が飛騨川に統一されている〔『飛騨川 流域の文化と電力』p.407〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高根第一ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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