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高温岩体地熱発電 : ミニ英和和英辞書
高温岩体地熱発電[こうおんがんたいぢねつはつでん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たか]
 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money 
高温 : [こうおん]
 【名詞】 1. high temperature 
: [いわ]
 【名詞】 1. rock 2. crag 
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地熱発電 : [ちねつはつでん]
 (n) geothermal electric power generation
: [ねつ]
  1. (n,n-suf) fever 2. temperature 
熱発 : [ねっぱつ]
 (n,vs) fever
: [はつ]
  1. (n,suf) (1) departure 2. (2) beginning 3. (3) issued by (e.g., document) 4. (4) counter for gunshots 
発電 : [はつでん]
  1. (n,vs) generation (e.g., power) 

高温岩体地熱発電 : ウィキペディア日本語版
高温岩体地熱発電[こうおんがんたいぢねつはつでん]

高温岩体地熱発電(こうおんがんたいぢねつはつでん)または高温岩体発電(こうおんがんたいはつでん)とは、地熱発電において天然の熱水や蒸気が乏しい場合に、水を送り込んで蒸気や熱水を得る技術である〔電中研レビューNo.49 未利用地熱資源の開発に向けて -高温岩体発電への取り組み- 〕〔The Future of Geothermal Energy, Massachusetts Institute of Technology, 2006 〕。略称は
HDR(hot dry rock geothermal power)もしくはEGS(Enhanced Geothermal System)

== 概要 ==
すでに存在し地下滞留している熱水を利用する従来の地熱発電に対し、天然の熱水や蒸気が乏しい場合に、地下に高温の岩体が存在する箇所を水圧破砕し水を送り込み、熱水の滞留地層をつくることで蒸気や熱水を得る。地熱利用の機会を拡大する技術として期待されている〔電中研レビューNo.49 未利用地熱資源の開発に向けて -高温岩体発電への取り組み- 〕。生産された蒸気・熱エネルギーの利用については従来の地熱発電と同じく、主に地熱によって生成された水蒸気により発電機蒸気タービンを回すことにより電力を得る。既存の温水資源を利用せず温泉などとも競合しにくい技術とされ、38GW(38000MW)以上(大型発電所40基弱に相当)におよぶ資源量が国内で利用可能と見られている〔。従来の地熱発電と同様に、クリーンエネルギーとして、ウランや石油等の枯渇性エネルギーの価格高騰や地球温暖化への対策手法となることから、エネルギー安全保障の観点からも各国で利用拡大が図られつつある。太陽からの熱・光などのエネルギーに由来しない発電方法のひとつでもある。現在の技術ならばコストも9.0円/kWhまで低減する可能性が指摘されている〔。
2008年には、googleがベンチャー企業等に1000万ドルを出資して話題になった〔Google.org, 地熱発電の新技術開発に1000万ドル強を投資 、2008年8月 〕。
 一方課題点として「地震の誘発」と「注入水の確保困難」が指摘されている。スイス・バーゼルでの事例では注水により地震が誘発され、その地震により約900万ドルの物的損害が発生している。このため、プロジェクトは中止され開発企業の社長が起訴され裁判にかけられた〔BBC News 15 December 2009 〕。また注入した水の回収率は80%以上でなければ実用化に影響が出るとされている〔。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「高温岩体地熱発電」の詳細全文を読む




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