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高畑辰雄 : ミニ英和和英辞書
高畑辰雄[たかはた たつお]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たか]
 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money 
: [はたけ]
 【名詞】 1. field 
: [たつ]
 【名詞】 1. fifth sign of Chinese zodiac (The Dragon, 7a.m.-9a.m., east-southeast, March) 
: [おす]
 【名詞】 1. male (animal) 

高畑辰雄 : ウィキペディア日本語版
高畑辰雄[たかはた たつお]

高畑 辰雄(たかはた たつお、生年不明 - 1943年昭和18年)4月7日)は、日本海軍軍人海兵64期太平洋戦争において582空艦爆隊長として「い号作戦」に参加。戦死による一階級昇進で最終階級は海軍少佐
==人物・来歴==
福島県喜多方町出身。喜多方中学を経て、1937年(昭和12年)3月海軍兵学校を卒業。高畑は海兵64期で、同期生に美濃部正石田捨雄折笠重康がいる。席次は160名中100番。高畑は艦上爆撃機搭乗員となり、宇佐空では教官として実用機教程を指導した〔『空母瑞鶴の生涯』304頁〕。
;五八二空

1942年(昭和17年)11月、ガダルカナル島の戦いで戦力を消耗していた2空に対し、南西方面を担当していた31空33空35空40空などから艦爆搭乗員が増強された。この部隊は当時の日本海軍が保有する唯一の基地艦爆隊で、名称を「582空」と改め、ラバウルを基地とした。「582」とは、艦爆隊、舞鶴鎮守府所属、特設部隊を意味する〔『回想のラバウル航空隊』79頁〕。主要幹部は司令山本栄大佐、戦闘機隊長進藤三郎大尉、艦爆隊長井上文刀少佐で、戦闘機1コ分隊36機、艦爆2コ分隊24機からなっていた。高畑はその艦爆分隊長として956空(35空)から転属となった〔『命令一下、出で発つは』53頁〕。
米軍のガダルカナル攻撃が開始された際、片道攻撃を行った一人でもあった井上少佐は、12月のブナニューギニア島東部)攻撃での負傷により内地後送となり、高畑は艦爆隊長となる。高畑は1943年(昭和18年)1月のレンドバ敵陣地索敵攻撃〔『昭和18年1月 582空 飛行機隊戦闘行動調書 (1)』画像25枚目〕、3月の第一次ルッセル島攻撃〔『昭和18年2月-昭和18年3月 582空 飛行機隊戦闘行動調書(3)』画像43枚目〕、第二次ルッセル島攻撃〔『昭和18年2月-昭和18年3月 582空 飛行機隊戦闘行動調書(3)』画像61枚目〕で艦爆部隊を指揮した。
同年4月7日、高畑はX攻撃(ガダルカナル方面敵艦船攻撃)部隊の第二攻撃隊指揮官として、582空の「九九艦爆」18機を率いてブーゲンビル島ブイン基地を出撃した。第一攻撃隊の空母瑞鶴」艦爆隊17機を率いるのは、高畑の親友であった高橋定大尉、第三攻撃隊の空母「飛鷹」艦爆隊小隊長は、宇佐空時代の教え子豊田穣中尉である。しかしその進撃途上のブラク島東方で高畑機は海上に不時着(2番機が確認)し、高畑は偵察員の駒沢一真上飛曹とともに行方不明、未帰還となった。この日、582空艦爆隊は高畑機のほか、第5小隊の3機が自爆、未帰還となり〔『命令一下、出で発つは』175頁〕、攻撃目標であったツラギフロリダ島)の右上空に密雲があったため、攻撃できたのは全15機中8機であった。
582空は開隊以来、高畑を含め12名の士官を失ったが、高畑の後任に閻魔の異名をもつ江間保大尉を迎え、1944年(昭和19年)のラバウル航空隊解散まで戦いを続けていくこととなる。
;先任下士官の推測
582空艦爆隊は、この攻撃で高畑機以外にも、エンジン不調のため引き返したもの1機、海上に不時着したもの1機(未帰還)があった。582空先任下士官は、生還した搭乗員たちの話から、高畑の行動につき次のように推測している。なおこの先任下士官は、高畑機の偵察員としてラッセル島攻撃に参加し、「九九艦爆」の後席から高畑の闘志と技量を見届けた人物である。
;人物
高畑と折笠は稚松会会員で、海兵在校中から柴五郎などの幹部から指導を受けていた〔『稚松会会報第19号』〕。高畑の人柄については、「気さくな人で、われわれにも笑顔をもって接した」(582空主計科士官)〔『回想のラバウル航空隊』82頁〕、「豪放磊落な親分肌」、「飾らない人」(582空先任下士官)〔『命令一下 出で発つは』181-182頁〕などがある。「おれが先頭」が口癖〔『命令一下、出て発つは』181頁〕で、さしかけの将棋を「帰ってからつづけよう」と語り最後の出撃に向かった〔『回想のラバウル航空隊』107頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「高畑辰雄」の詳細全文を読む




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