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高知競馬場(こうちけいばじょう)は高知県高知市にある地方競馬のための競馬場である。四国地方では唯一の競馬場である。 主催者は高知県競馬組合(高知県及び高知市により構成される一部事務組合)。オッズパーク・D-net加盟競馬場。 == 概要 == 現在の競馬場は1985年4月の開催から使用。それ以前は同じ高知市内の桟橋通六丁目にあった(跡地は「わんぱーくこうちアニマルランドなどになっている)。 2003年後半からハルウララが話題となる。また2004年12月に提携したライブドアの前社長堀江貴文が当時所有していたホリエモンが中央競馬から移籍した。2006年にはエスケープハッチが(1962年のNAR発足以降)地方競馬平地競走歴代最多勝新記録(47勝)を達成した。2007年にはオースミレパードがサラブレッド最高齢勝利を達成。ほかにもナムラコクオーやイブキライズアップ、2011年にNAR発足以降のサラブレッド最多勝新記録(44勝)を達成した(通算45勝の)オリジナルステップなど(いずれもすでに登録抹消)、話題を呼ぶ馬が割と頻繁に登場している。 現在では他の競馬場から移籍してきた馬が所属馬の大多数を占めており、1998年度まで行われていたサラ系新馬戦および2003年度まで行われていたアラ系新馬戦は現在は行われていないが、2015年度に17年ぶりにサラ系新馬戦が行われた。サラ系・アラブ系ともに共通していることとして、高齢馬の比率が他の競馬場に比べて高いことが挙げられる。体調さえ維持できれば出走回数も多くなり、結果として1着・2着・3着・着外の回数が全て2ケタという所属馬はザラで、出走回数が100回を超える馬も珍しくなく(着外だけで100回以上という馬も他場より多い)、平地競走の最多出走記録を更新したヒカルサザンクロスやダイナブロスといった馬も出現した。高知競馬のクラス分けの関係上、長期休養を取るとクラスが下がる(過去2シーズンの収得賞金で計算)ため、衰えた競走馬でも下級条件で勝利・入着できるのが大きな要素であるが、故障馬・高齢馬に対して、調教経験の豊富な調教師(廃止された地方競馬所属からの移籍者を含む)の在籍、休養専門厩舎(海浜における歩行など、独自のトレーニングを行う)の存在、ウマにとって「暑すぎず寒すぎず」という気候(夏季の猛暑日等は別として)など、比較的恵まれた条件が整っていることもその理由の一つである。 経営は非常に苦しい状態が続いているが、関係者の必死の努力や近年ではJRAの電話投票システム「IPAT」などの電話投票システムによる購入の増加などで単年度黒字を出している。しかし、その影響もあって賞金は地方競馬の中でも下位に位置している。かつては全てのクラスで全国最下位だったが、ここ数年の間に荒尾競馬・ばんえい競馬・笠松競馬が相次いで賞金削減を行い、その結果としてばんえい競馬の最下位クラスの1着最低賞金が6万円・賞金総額が7.8万円に、オープン特別の1着賞金が18万円・賞金総額が24.4万円(いずれも2015年4月現在)に減額されたため、重賞以外のレースでの1着賞金・賞金総額では全国最下位を脱している(高知は2015年4月現在でC3級の一般レースで1着10万円・賞金総額15万円、A級選抜は1着賞金が24万円・賞金総額36万円)。 重賞の賞金については現在も低水準ではあるが、2013年度・2014年度・2015年度と3年連続で大幅な賞金アップが行われ、3歳以上については佐賀の新設重賞(S2)を超え〔2015年度時点では3歳重賞が1着80万円、古馬重賞は1着100万円(高知県知事賞が1着150万円)〕、単独最下位から脱している(2歳については、2015年度現在も1着賞金・賞金総額共に最下位である)。さらに一部のレースが準重賞に格上げされて、やはり賞金の大幅アップが行われた(1着賞金18万→30万→40万)。また、指定交流競走(JRAの500万下 vs 高知B級選抜、レース名は○○盃)が年に数回組まれており、特別競走扱いながら重賞並の高額の賞金(1着賞金50万円)になっている。長期休養などで降級すれば、かつての上級条件馬や大レース勝ち馬でも出走でき、実際に JRA 重賞勝ちがあるナムラコクオーがこの競走に出走したことがある(3着)。 売上についても長年、全国最下位であったが、2012年度に年度中に廃止が決まっていた福山競馬を抜き、2013年度には笠松競馬およびばんえい競馬を抜いている。2015年には大井・川崎・園田・船橋・浦和・岩手・名古屋に次ぐ8番目に浮上した〔http://www.keiba.go.jp/nar/pdf-result/year1501-1512.pdf〕。 また、地元の賞金が低額なためにケイエスゴーウェイの遠征をきっかけにして、近年他地区の交流重賞やダートグレード競走に積極的に挑むようになった。当初は全く歯が立たなかったものの、陣営が経験を積んだためにダートグレードでも5着内に入って賞金を獲得することが多く見られ、複勝圏を確保する馬も現れている。なお、ダートグレード競走に出走した場合は規定で次走の地元戦は、現在のクラスに関係なく強制的にA級選抜もしくは重賞に出走する規定になっており、中央馬相手に揉まれてから次走の地元自己条件で楽勝するという戦法は取れなくしている。 2008年にアラブ系限定競走を廃止した。また、試験的に一部の日程で薄暮開催「夕焼けいば(ゆうやけいば)」を実施し、土曜開催を金曜に振り替えた。当初は4〜6月の金曜日期間限定の予定だったが、好評だったため、8月まで延長して開催。7〜8月は土・日開催でも薄暮レースを行った。2009年は5〜6月に夕焼けいば、7月24日以降は西日本地区の地方競馬としては史上初のナイター競走(愛称は「夜さ恋(よさこい)ナイター」)を開催している。なお、高知競馬公式サイトによると、温暖な気候を生かして日本の地方競馬では史上初の通年ナイター開催となる〔競輪・競艇では一部実施しているところがある。日本の地方競馬にてすべての日程がナイターとなる例は、他にホッカイドウ競馬の門別競馬場(沙流郡日高町)=通常5-11月。2009年から〕。 2008年度から近畿・中国・四国地区での提携強化のため特別競走および重賞競走の出走条件が緩和され、兵庫県競馬組合所属馬、福山競馬場所属馬も出走できるようになり、同様に騎手も騎乗できるようになった〔平成20年度 番組編成要領 12月1日改定 - 高知けいばオフィシャルサイト (PDF)〕。 入場料は100円、特別観覧席は400円(入場料別)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高知競馬場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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