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高輪駅(たかなわえき)は京浜急行電鉄の前身である京浜電気鉄道にかつて存在した駅で、当時本線の終着駅であった。駅跡地ではビルの建設が数回行われており、痕跡を確認することはできない。東京都港区高輪4丁目、現在のウィング高輪WESTがある辺りにあったとされている。 == 歴史 == 高輪駅は戦前京浜電気鉄道が青山線(未成)への足がかりとして建設された駅である。計画当初は青山方面に直通する設計であったが、青山線が頓挫したため終端駅として完成した。北品川駅からはごく短い区間を東京市電(当時。後の東京都電)に乗り入れる一方、東京市電も北品川駅まで乗り入れる相互乗り入れの形で、同駅には市電専用のプラットホームも存在した。 その後京浜電鉄は湘南電気鉄道との相互乗り入れを行うため1,435 mm 軌間に改軌することから、東京市電(1,372 mm 軌間)との相互乗り入れを前提とした高輪駅は営業を続けることができなくなった。京浜は東京市電との相互乗り入れを廃止し、鉄道省品川電車区の用地を譲り受けて国鉄品川駅へと延伸することとなり、高輪駅は短期間で営業を終えた。ただし駅舎はその後も京浜電鉄の本社として使用され、ウィング高輪の建設のため1980年代に解体されるまで使用された。 * 1925年(大正14年)3月11日 - 八ッ山 - (高輪南町共用分岐) - 高輪間完成に伴い開業 * 1933年(昭和8年)4月1日 - 品川 - 横浜間軌道変更と同時に当駅廃止 京浜電鉄はこうして東京市電と縁を切ったが、後年市電の後身とも言える都営地下鉄浅草線と相互乗り入れを行うこととなり、35年後の1968年(昭和43年)に京急本線を泉岳寺駅まで延伸し、再び相互乗り入れを開始している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高輪駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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