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高速はこだて号(こうそくはこだてごう)は、北海道中央バス、道南バス、北都交通が共同運行する都市間バス路線。なお、当項では三社がかつて運行していたオーシャンドリーム、オーロラ号(札幌函館線)についても解説する。 == 沿革 == === オーロラ号(札幌函館線) === 運輸省の北海道運輸局では、1984年1月、オフシーズンの長い道内貸切バスの活性化の方策として、会員制定期バス(会員制ツアーバス)の運行の充実を図る方針を明らかにしていた〔鈴木文彦「高速バス大百科」p147〕が、これを受けて北都交通は、傘下の北都交通トラベルによる募集型会員制バスとして、1984年3月に札幌と函館を結ぶ夜行バスの運行を開始した。北都交通では、日本近距離航空(当時)と提携し、片道は夜行バスで片道は航空機を選択できるツアーパックも設定した〔鈴木文彦「新版・高速バス大百科」p215〕。 運行形態は、複数台運行の中で、交代運転士が乗務するバスと車掌が乗務するバスが混在しており、例えば3台運行の場合、運転士4名と車掌2名という組み合わせであった〔鈴木文彦「高速バス大百科」p200〕。交代運転士は当該便のすべての車両の予備という位置づけであり、認可上も車掌乗務となっていた〔。また、函館と札幌の双方に拠点があることから、途中の豊浦付近のドライブインで、上下便の乗務員が入れ替わる、つまりドライブインを中間点とした事実上の「乗務員の往復運転」体制を取るというユニークな方法をとっていた〔鈴木文彦「高速バス大百科」p202〕。 しかし、同年5月に北海道内の都市間輸送のツアーバスについて、乗合バスの免許秩序が乱れるとして問題視された〔ことから、同運輸局では同年12月に「会員制定期バスには道路運送法24条の2(貸切バスによる乗合運送の特別許可)を適用する」とした。これを受けて、本路線についても乗合運送の特別許可を申請、同月中に認可された〔。その後、1990年に乗合免許を正式に取得、名実ともに路線バスとなった〔鈴木文彦「新版・高速バス大百科」p184〕。 専用車両の方向幕は「高速 札幌-函館」幕であり、上部には「オーロラ号」の表記が記載されていた 1986年10月31日限りで函館本線の普通夜行列車が廃止されたことから、札幌と函館を結ぶ夜行の公共交通機関としては唯一の手段となった。その後、北海道旅客鉄道(JR北海道)では、1988年より夜行快速列車「ミッドナイト」の運行を開始した。「ミッドナイト」では普通座席車だけではなく、バスでは法規上不可能な「カーペットカー」を連結するなど、オーロラ号を意識した施策を行なった。 * 1984年3月1日 - 北都交通トラベルサービスで「オーロラ号」予約受付開始。 * 会員制貸切バス(いわゆるツアーバス)。運行は北都交通、予約・発券は北都交通トラベルサービスが行った。 * 1984年3月18日 - オーロラ号運行開始。 * 札幌すみれホテルとホテル函館ロイヤル間を夜行便1往復運行。 * 中山峠、洞爺湖、長万部町、森町で途中休憩。 * 札幌すみれホテルとホテル函館ロイヤルで休憩と食事の優待割引を設定。 * 1984年7月31日 - ダイヤ改正。 * 日本近距離航空(エアーニッポンの前身)の札幌(丘珠) - 函館線を組み合わせたビジネスパックを設定。函館駅前北都交通バスターミナル経由を設定 * 1988年4月1日 - ダイヤ改正に伴い函館駅前のハーバービューホテル前発着へ変更 * 1999年7月24日 - 昼行便2往復、夜行便1往復の湯の川温泉延長乗り入れ開始。 * 啄木亭前(現 湯の川温泉北)、平成館前(現 湯の川温泉)、グランドホテル前(現 湯の川温泉東)を新設。全便発着を北都交通函館支店に変更。 * 2001年4月 - ハーバービューホテル前から函館駅前北都交通バスターミナル発着に経路変更 * 2002年2月12日 - 4月12日までの期間限定で割引キャンペーンを実施。 * 2003年4月21日 - 北海道中央バス・道南バスのオーシャンドリームと共同運行へ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高速はこだて号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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