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韓医学(かんいがく、한의학)とは、朝鮮半島の三国時代頃から発達した中国医学系の医術・薬学を意味し、主に韓国で使われる呼び方である。以前は朝鮮語での発音もハングルでの綴りも同じ漢医学(한의학)、漢方医学、韓方医学(かんぽういがく)と呼ばれた。現在では、北朝鮮では高麗医学(고려의학)〔고려의학 북한용어사전 코리아콘텐츠랩 & 중앙일보 통일문화연구소〕〔高麗医学科学院で経絡討論会 朝鮮新報 〕、中国では朝医学(조의학)〔[칼럼]‘조의학’의 중국 무형문화유산 등록과 ‘중의학공정’ 이민호 금강일보 2011.8.3〕と称されるが、これらは新しい呼称で、李氏朝鮮では医学・医師は東医と呼ばれていた〔中国周縁国の中国医学受容傾向-現存古医籍の調査より-茨城大学人文学部 真柳誠 〕。朝鮮半島の医学は李氏朝鮮時代に特に発展し、医学書も多く書かれた〔韓国伝統医学の今昔 : 日本との交流も含めて(韓国伝統医学への理解) 吉冨誠 日本東洋醫學雜誌54 社団法人日本東洋医学会〕。 また日本では、百済の法蔵(7世紀末 - 8世紀初頭)など、朝鮮半島から渡来した医師が古くから活躍し〔橘 輝政 『日本医学先人伝―古代から幕末まで』 医事薬業新報社、1969年〕、『医方類聚』(1445年)、『東医宝鑑』(1661年)などの医学書が日本に渡来するなど、中国医学だけでなく、朝鮮の医学も日本に影響を与えた。鎖国していた江戸時代にも、朝鮮通信使に同道した医師と日本の医師たちが活発に交流しており、その問答の記録が残されている〔真柳誠「韓国伝統医学文献と日中韓の相互伝播 『温知会会報』34号〕。 韓医学はその多くを中国医学に拠っているが、鍼灸学は中国・日本とも相当異なる制度・伝統を持って発展し〔韓国韓医学会の現状と鍼灸分野における近代韓日交流史-鍼灸学を中心に- 曹基湖 徐廷徹 李源哲 金甲成 全日本鍼灸学会雑誌 第52巻5号〕、動物性生薬を多用する点にも特徴がある〔中国、韓国の伝統医学 帝京大学薬学部附属薬用植物園 木下武司〕。「一鍼二灸三薬」と言われるほど鍼灸が重んじられており、現在の韓国は世界唯一の鍼灸専門医制度を持っている。また、李朝末に李済馬が提唱した体質を4つの型に分ける「四象医学」も日本で知られている。現在の韓国の医療は、現代医学と東洋医学の二本立て体制で、韓医師(Oriental Korean Medical Doctor : OMD)は、現代医学の医師同様大学で6年間の教育を受け、漢方専門医師資格と共に鍼灸の資格を持ち、鍼灸術と生薬を併用して治療を行う。 == 名称 == 李氏朝鮮では医学・医師は東医と呼ばれており、日本統治時代に漢方医学、東洋医学・西洋医学の用語が定着した。戦後は、北朝鮮では高麗医学、中国の延辺朝鮮族自治州では朝医学〔と称された。韓国では1980年代から漢方医学を韓方医学に、さらに1986年から韓医学と改め、東洋医学という呼び名も使われなくなった〔中国周縁国の中国医学受容傾向-現存古医籍の調査より-茨城大学人文学部 真柳誠 〕。一方、西洋医学という俗称は現在も多用されている。〔「西洋医学と東洋医学」 真柳誠 『しにか』8巻11号〕(正式には「医学」。)最近では、韓医学はTraditional Korean Medicine だけでなく、Oriental Medicine とも英訳されるので、東洋医学を指すこともあるようである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「韓医学」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Traditional Korean medicine 」があります。 スポンサード リンク
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