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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 鬱 : [うつ] 【名詞】 1. depression 2. low spirits ・ 袋 : [ふくろ] 【名詞】 1. bag 2. sack
福袋(ふくぶくろ)とは、年始(正月)の初売りなどで、色々なものを詰めて封をして販売する袋〔新村出 他(編著), 『広辞苑』 第6版, 岩波書店, 2008年〕、またそれを選び取らせること〔小学館国語辞典編集部(編), 『日本国語大辞典』 精選版、小学館、2006年〕、そしてその商形態を指す。 == 概要と特徴 == 年始(実際は初売り前後から)に、百貨店を中心としたさまざまな業態の店で販売され、袋の中に何が入っているか伏せられていることをコンセプトとする。ふつう、組み合わせた商品の合計価格以下で販売されるため、購入者は有用で豪華な内容であるかに期待する。つまり幸福・幸運を引き当てることができる可能性、すなわち、射幸心を煽る商品であると言える。 しかし、福袋は客寄せの目玉商品であると同時に、その多くは店側の在庫処分的性格も有しており、価格以上の商品が入っていたとしても、売れ残りや不人気商品で埋められていたりする場合があり、そういった福袋は、インターネット上で「鬱袋(うつぶくろ)」〔例えばTwitter 上の検索結果 を参照。〕などと揶揄される。また、店側も自虐的に「不幸袋」や「不吉袋」などと称するケースもある〔※パーツショップのクレバリーが「あけおめ不幸袋」を販売。〕。 近年(平成以降)は、袋の素材が透明で中身が見えるもの、あらかじめ内容が公表されているもの、指定された商品群からの選択性になっているものなど、元来のコンセプトから外れた福袋も見られる。特に、貴金属のような高価な品物は、客寄せのためにショーケースに展示して販売されることがある。また、大きな家具・家電製品、旅行、不動産、リフォーム権、自動車、学校や自動車教習所の受講権、見合い、等々、袋に納まらない・納めるような種類でない商品も「福袋」の名で取引されている。 このような福袋の多様化は、名称や販売時期にも及んでいる。一部の家電量販店において、「お年玉袋」等の名称で販売されている。また特にネットの店舗では、時節を問わず販売する店も少なからずある。たとえば楽天市場では、福袋というサブカテゴリーを1年中表示しているほどである。 景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)では、一般懸賞における景品類の最高額および総額について、最高額は販売価格が5,000円未満の場合20倍まで、5,000円以上の場合10万円まで、総額は売上予定総額の2%までと定められている。しかし、景品を付ける形ではなく、組み合わせた商品の合計価格以下で販売する形(値引)であれば、「正常な商慣習に照らして値引と認められる経済上の利益」であるので景品表示法における景品類には該当せず〔 〕、最高額および総額の規定は適用されない(ただし、値引の内容や程度によっては不当廉売に該当する可能性がでてくる)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福袋」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fukubukuro 」があります。 スポンサード リンク
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