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鬼頭梓 : ミニ英和和英辞書
鬼頭梓[きとう あずさ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [おに]
 【名詞】 1. ogre 2. demon 3. it (i.e. in a game of tag) 
: [あたま, とう]
 【名詞】 1. counter for large animals 
: [あずさ]
 (n) catalpa tree

鬼頭梓 : ウィキペディア日本語版
鬼頭梓[きとう あずさ]

鬼頭 梓(きとう あずさ、1926年1月15日 - 2008年8月20日)は日本建築家。男性。
==経歴==
1926年、東京府北多摩郡武蔵野村吉祥寺に生まれる。旧制高校(東京府立一中を経て一高)在学中に戦争による生活の全面的な破壊を目の当たりにし、「ごく当たり前の生活の根拠地を作る」ことへの関心から建築を志す。1950年東京大学第一工学部建築学科卒業後、前川國男建築設計事務所に入所。同事務所では神奈川県立図書館音楽堂国立国会図書館世田谷区民会館区役所等を担当。「人間の生活の展開」としてのプラン=平面計画を非常に重要視する前川の姿勢から多くを学ぶ。
1964年に退所し、鬼頭梓建築設計事務所を設立。独立後最初の本格的な仕事となる東京経済大学図書館1968年構造家木村俊彦との協働)は建築界からだけでなく図書館界からも高く評価される。これを契機に公共図書館および大学図書館の設計の特命依頼が相次ぐことになり、特に本格的な施設の建設よりも移動図書館や分館による地道な活動を先行させ注目を集めていた日野市立図書館の館長・前川恒雄との出会いから生まれた日野市立中央図書館1973年)は、日本の公共図書館の歴史を決定的に方向付けるほどの影響を多方面に及ぼす。この重要作以降も梓は図書館を民主主義に不可欠な知識・情報へのアクセスを具体的に保障するために構築されるべき「すべての人々へのサーヴィスのシステム、変化への期待にみちた活動的な場」と考える立場から、「身近で平明で開放的な空間」の実現を一貫して追求する。「図書館建築のパイオニア」とも呼ばれるようになり、函館市中央図書館(2005年)まで、30を超える図書館の設計を手がける。
他方で、前川を引き継ぐ形で建築家の職業倫理について機会あるごとに発言。設計とは建築独自の秩序とそれとは本来無関係な生活の間に有機的な関係を作り出す過程であると説くとともに「デザインの自由は、常にクライアントと社会のために行使されるという限界を超えることは許されない」と強調し、現代建築における(技術的可能性の拡大によって助長されている)造形的関心を優先させる傾向や人間性の後退に繰り返し強い懸念を表明する。建築家職能運動においてつねに指導的な役割を担い、JAA(旧・家協会)時代より日本建築家協会の要職を歴任。1992年から1996年までは同協会会長。
2008年、東京都武蔵野市にて死去。。葬儀は自ら設計したキリスト品川教会で行なわれた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鬼頭梓」の詳細全文を読む




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