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鬼首地熱発電所(おにこうべちねつはつでんしょ)は、電源開発が管理運営する地熱発電所。東北電力を介して地域に電気を供給している。 == 概要 == 宮城県大崎市の鳴子温泉郷の北側にあり、奥羽山脈・鬼首カルデラの南東部、外輪山の内側の標高530mに位置する。ここは片山地獄と言われ、火山ガスや温泉蒸気が各所で噴出している。また、北上川水系の江合川の水源の1つであり、ここから大深沢を介して鳴子ダムに流入し、大崎平野を貫いて太平洋に流れ下る。片山地獄は当発電所の敷地となっているため、当地で新たに地獄が発生すると、下流の水質への影響を考慮して当発電所が状況報告をしている〔(国土交通省東北地方整備局鳴子ダム管理所、電源開発株式会社鬼首地熱発電所。2010年10月14日)〕。 片山地獄には、1885年(明治18年)から1953年(昭和28年)まで硫黄鉱山があり、最盛期には800名が硫黄の精錬にたずさわっていた。 1975年(昭和50年)3月19日に地熱発電所の営業運転が開始された。当初は出力12,500kWであったが、2010年(平成22年)2月5日に15,000kWに増強された〔電源開発 鬼首地熱発電所 増出力 営業運転開始について 〕。 2010年10月17日に高温の水蒸気が高さ30メートルまで噴出し、作業員1人が死亡、1人が全身に火傷を負う重症で病院に搬送される事故が起きた。 発電所に隣接して「鬼首展示館 "地熱の小さな博物館"」が併設されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鬼首地熱発電所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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