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魏冄 ( リダイレクト:魏ゼン ) : ウィキペディア日本語版 | 魏ゼン[ぎぜん]
魏冄(ぎぜん 生没年不詳)は、中国戦国時代に秦に仕えた政治家。封ぜられた地から穣公・陶公とも呼ばれる。秦の恵文君(恵文王)・武王・昭襄王の三王に仕え、丞相、相国となり権勢を誇った。 ==前歴== 宣太后(恵文君夫人)の弟で、恵文君の義弟に当たる。宣太后の一族の兄弟、甥の中でも最も賢かったため、恵文君の時から職に任ぜられ、国政に携わった。 紀元前307年、武王が急逝し、その弟たちで王位継承争いが起こった。その際に魏冄だけが燕にいた昭襄王を擁立した。魏冄の導きで、昭襄王は王位についた。魏冄は将軍となり、咸陽の守備にあたるようになった。 昭襄王は年少で即位したため、母である宣太后が摂政し、その弟であった魏冄が実権を握るようになった。 紀元前305年、先の後継者争いに敗れた公子荘は反対勢力を結集し、反乱を起こした(庶長荘の反乱、季君の乱)。この乱は魏冄らにすぐに鎮圧された。反乱を起こした武王の后は魏に追放され、昭襄王の兄弟で従わない者は全て滅ぼされた。この乱をきっかけに魏冄の権力はますます強まっていった。
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