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魚尾 ( リダイレクト:原稿用紙 ) : ウィキペディア日本語版
原稿用紙[げんこうようし]

原稿用紙(げんこうようし、)は、日本語文章を書くために特別に誂えられた様式を持つ用紙のこと。一字を一つのマスに書きこみ、原稿の正確な文字数がわかるように、マス目を切ってあるところに特色がある。なおイラスト漫画を描くための用紙も原稿用紙と呼ばれる。(後述
== 様態 ==
原稿用紙の特色は、文字を書くためのマス目がすでに印刷してあるところにある。マス目の数は、1行を20字として、これを20行連ねた400字詰のものが最も一般的かつ基本形であるとされ、20字×10行の200字詰を「ペラ」「半ピラ」と俗称したりする。通常用いられる原稿用紙は400字詰と200字詰の2種類であり、それぞれタテ書き用とヨコ書き用がある。なお、このほか特殊なものとして、新聞記者用に新聞紙面の1行字数にあわせたもの、テレビのテロップ作成用にテレビ画面に表示できる字数にあわせたものもある。
マス目は通常、正方形に近い形に作られ、行と行との間にある程度の余白を持って配置される。これは振仮名傍点を記入しやすいようにとの工夫であり、行間の余白を取らない場合にはマス目を横長にするなどしてデザインすることが多い。
以上のほかに、さまざまな飾り・デザインを組み合わせた原稿用紙もある。また、最も一般的な400字詰原稿用紙の場合、10行目と11行目の間にマス目を切らない一行があり、中央部分に「【」のようなデザイン(魚尾(ぎょび))を付すことが多い。これは古くから和書の折り目(版心)に付けられる飾りを模したもので、もともと原稿用紙が二つ折りにして綴じるためのものであったことの名残である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「原稿用紙」の詳細全文を読む




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