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鯉こく : ミニ英和和英辞書
鯉こく[こいこく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こい]
 【名詞】 1. carp 

鯉こく : ウィキペディア日本語版
鯉こく[こいこく]
鯉こく鯉濃こいこく)とは、輪切りにしたを、味噌汁で煮た味噌煮込み料理。鯉こくのこくとは、濃漿(こくしょう)という味噌を用いた汁物のことであり、鯉こくはこの濃漿の一種。江戸時代には、「鯉汁」、「胃入り汁」、「わた煎鯉」〔とも呼ばれていた。
== 解説 ==
濃漿は江戸時代までは盛んに作られており、鯉ばかりでなくウナギフナスッポンサンショウウオ、各種野鳥などでも作られていたとされ、臭みの強い魚肉類を濃く仕立てた薄味噌で煮込んだ料理だった。江戸時代以降は濃漿はほぼ廃れてしまい、鯉を材料とした鯉こくのみが生き永らえて現在に至っている。
庶民の肉食習慣が一般化する以前の重要なタンパク質、栄養元として利用され、海産魚類の入手が困難であった地域に多く存在し、2000年代以降も日本の各地に食習慣として伝承している〔片桐学、信州の食文化(2) 信州短期大学紀要 = Bulletin of Shinshu Junior College 21, 40-46, 2009, 〕〔三井早苗、榮養の多い臓物料理 家事と衛生 Vol.10 (1934) No.3 P31-37〕。鯉こくは、出産後の母乳の出を良くすると言われている。
例えば広島県尾三地区)では、鯉こくは好意を持っている相手に対して鯉の手料理を作って、好きな気持ちを伝えるという儀式があり、現在でも伝承されている。
延享3年(1746年)1月6日に伊勢神宮の福島神官に対し、信州佐久岩村田の佐久鯉を使用した鯉こくが献上され、その記録が現存している〔『伊勢神宮広報誌瑞垣第1807号』神宮司庁発行75頁 78頁 平成10年5月15日号〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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