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鯖浦線(せいほうせん)は、かつて福井県鯖江市の鯖江駅と丹生郡織田町(現越前町)の織田駅を結んでいた福井鉄道の鉄道路線である。正式な読み方は「せいほうせん」であるが、「せいほせん」〔かつて鯖浦線と接続 水落駅(鯖江市水落町2丁目) - 福井新聞「特集・福井の鉄道」、2008年7月4日。〕〔和久田康雄『私鉄史ハンドブック』(電気車研究会、1993年)p.194の索引では前身の鯖浦電気鉄道を「セイホ」の見出しで掲載。〕「さばうらせん」とも呼ばれた。 == 概要 == 鯖浦線は当初、鯖浦電気鉄道の路線として、1923年(大正12年)に開業した。その後、1945年(昭和20年)に福武電気鉄道と合併し、福井鉄道の一路線となった。 鯖江から越前海岸の四ヶ浦(旧越前町)までを、海岸沿いではなく山岳路線として岬の高台(現在の四ヶ浦小学校あたり)まで敷設する構想になっていたが、険しい地形である上に、土地の町長すらなかなかなり手がなく、経済的援助となる有志も現れずといった状況で地元の協力が得られずに交渉が難渋。そうこうしているうちに昭和恐慌の影響を受けて路線を延長できず、鯖江から織田までは鉄道路線、織田から越前海岸、厨まではバス路線として定着していった。路線延長こそならなかったものの沿岸に有数の海水浴場を控えていたこともあって経営状態はさほど悪くなく鯖浦電鉄出資による四ヶ浦遊園地も作られた。 戦後も比較的好況を呈すものの、今度はモータリゼーションが波及し、1962年(昭和37年)には北陸本線福井 - 敦賀間複線電化に先立つ鯖江駅拡張に伴い鯖江 - 水落間が廃止されたのを皮切りに、1973年(昭和48年)に全線が廃止された。これには海岸線へのアクセスには普通しか止まらない鯖江よりも福井、武生といった特急、急行が停車する国鉄駅から直通バスで行った方が便利であるため、周辺各村落を蛇行して廻る形になる鉄道線が敬遠された側面もある。鯖江 - 水落間が廃止されてからはその傾向が一層強まった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福井鉄道鯖浦線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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