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鳥居 引拙(とりい いんせつ、生没年不詳)は、戦国時代の茶人。村田珠光の弟子〔『鎌倉・室町人名事典』〕。屋号は天王寺屋〔『図解 茶道具事典』339頁〕。俗説として珠光の次男という説もあるが、信憑性に乏しい〔。 == 生涯 == 堺の豪商で、山上宗二から「珠光に次ぐ名人」とまで呼ばれたほどの茶人〔『茶道の歴史』63頁〕〔。『山上宗二記』においては村田珠光、武野紹鴎と並び「古今の名人」と紹介されている〔。ただし、史料に乏しくその経歴は不明な点が多い〔『茶器と懐石』49頁〕。 主な所持茶器として、「楢柴肩衝」〔『茶道の歴史』64頁〕、「蕪なしの花入れ」〔などがある。また、彼の名を冠した「引拙茶碗」と呼ばれる茶器もある〔。引拙所有の茶器は「引拙名物」と呼ばれ、三十種類あったとされる〔(その多くは後に豊臣秀吉の所有物となった〔)。前述の引拙名物の他には、千種の茶釜、侘助肩衡、緑桶水指、大霞猿釜、松本茄子、胡桃口柄杓立などが存在する〔『図解 茶道具事典』47頁〕。 引拙は、茶道具の中でも特に水指棚を好んだ。引拙が使用した水指棚は「引拙棚」と呼ばれ〔、のちに武野紹鴎がこれを改良して袋棚を作ったと伝わる〔。 没年については、『山上宗二記』には70歳で死去したと書かれている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鳥居引拙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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